『監察医 朝顔』望月歩が設定した「“ウッシー”が医者を目指す理由」が深い
『監察医 朝顔』第2シーズンで新キャストとして登場する望月歩。注目ドラマへの出演もゴールではない?
■最近何かに泣いた?
―――ウッシーは一見、ひょうひょうとし、何でも要領よくこなす一方で、感受性が強く、他人の悲しみを思って涙を流すような顔も持っています。望月さんは最近何かに涙しましたか?
望月:感動するような映画を観たときは泣くんですけど、それはまた別ですよね? 僕、泣かないんです。周りで何か悲しいことがあったり、例えば、身近な人が亡くなったことを聞いたりしても、そういう事象としてしか捉えられないんです。
―――個人的に映画を観て泣くのは、そのストーリーを追体験するからと思っていたのですが、望月さんのように普段の生活で悲しいことがあったときも淡々とされている人が、映画を観て泣くのはなぜなんですかね?
望月:なんだろう。映画を観たときは「悲しい!」と思っているんだと思うんですけど…。難しいですね(笑)。家族が「なんとかなるさ」っていう性格なので、その影響もあるのかもしれません。
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■考えている時間がもったいない
―――ウッシーは何でも卒なくこなしてきたわけですが、望月さんは役者のお仕事をする中で、壁にぶつかるようなことはありましたか?
望月;たくさんあります。この仕事を始めてすぐの頃、声がすごく小さくて、レッスンでも何度も注意されていました。それが直るまでもすごく時間がかかりましたね。
―――声の大きさについてはある程度基準があるのかなと思うのですが、中には、正解がわからないような課題もあると思います。それに対しては、どんな風に向き合っていますか?
望月:考えてもわからないことに対しては、自分の中で悩んでも結局わからないことのほうが多いので、悩まないようにしています。
考えてる時間がもったいない、と思っちゃうタイプなんです。役者って体現する仕事だし、考えてわからないことはやってみるしかない、という感じですね。