静岡県内竜巻被害が東西に10キロ 地元県議に被害状況を聞いた
静岡県中部の竜巻で茶畑にも大きな被害が。関係者が頭をかかえる現状とは…
■茶畑も大きな被害
また、市内の茶畑の被害について大石県議は「今年はお茶の生育が良く、新茶の摘み取りや製茶は8割がた終わっている。しかし、まだ残っている畑はほぼ全滅」。
昨夜の竜巻でもっとも被害を受けた牧之原市布引原の現場です。一番茶の摘み取りも終わり切っていない、新茶の加工はこれからという時期の被災です。
今は雲ひとつない晴天で、付近はいつもの美しい大茶園が広がっていますが…南西から北東にかけて幅30mほどの帯状に甚大な被害が出ています。 pic.twitter.com/mLw4AiTRh9
— 大石けんじ (@Kng014) May 1, 2021
「強風で茶葉が傷んでいたり、畑の中に金属やゴミ、がれきがたくさん入ってしまっており、お茶刈りの乗用機器を入れられないそうだ」と話す。
さらに、「各お茶工場で製茶した新茶を真空パックして販売する業者の屋根が飛んでしまった。梱包作業はまだ始まっておらず、関係者は頭をかかえている」と述べた。
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■関東地方ではひょうも
気象予報士の千種ゆり子さんは、先月30日に「ゴールデンウィークの土日は『竜巻・突風・雷雨・ひょう』の恐れがあると指摘。関東では、2日も不安定な状態が続き、急な雷雨やひょう・あられが降る所はありそうと予報していた。
実際に埼玉県内では2日午後1時前から、大粒のひょうが降ってきており、引き続き注意が必要だ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)