我が子の靴を落とした女性、駄目元で道を辿ると… 予想外な再会に「感動した」の声
うっかり落としてしまった我が子の靴。後日、予想だにしなかった状態で発見され、話題を呼んでいる。
■どれだけ大切な靴だったかというと…
「赤い車」と「青い車」に乗ったクマがセットになった、かわいらしいデザインが特徴的な靴は、息子のファーストシューズだったというふくふくさん。5月22日、靴を履いた息子をベビーカーに乗せ、家から蒲田駅までを親子三人で散歩してレストランに入った際、右の靴がなくなっていることに気づく。
発覚時の様子については「すぐさま主人がレストランを出て、来た道を途中まで探しに行ってくれたのですが、見つからず…その日は他の用事もあったので、来た道を辿りながら帰りました」と振り返っている。
家を出たときは履いていたため、必ず来た道にあると確信していたものの見つけられず、しかしそれでも「諦められなかった」とのことだ。
なお、ふくふくさんは以前にもこちらの靴を落としてしまった経験があったため「一度戻ってきてくれた靴なのにまた落としてしまった…」「気を付けていたつもりなのに、またなくしてしまうなんて…」と、後悔と悲しみが入り混じった気持ちでいっぱいになってしまい、あまりのショックで当日の昼食のことはあまり記憶にないそう。
関連記事:道に落ちてたスニーカー、次第に様子がおかしく… 思いがけない正体に驚きの声
■一週間後に出会った奇跡
しかし、靴を落としてしまってからちょうど一週間後に当たる29日、一家で再度同じ道を辿ってレストランまで向かい、夫がレストランの従業員に落とし物がないかを確認している最中、レストラン前の歩道にある腰掛けに「袋」が置いてあることに気が付く。
半透明の袋を見て、当初は「ゴミか何かかな…?」とあまりに気にしていなかったものの、あまりに丁寧に、且つ真ん中の目立つ位置に置かれていたため、興味をひかれて近づいてみたところ、探していた息子の靴が入っていたことが判明。
気づいた瞬間は「見つかって良かった」と安堵の気持ちが押し寄せてきたふくふくさんだが、「雨に濡れないように、でも見つけやすいように、と半透明の袋に入れてくださったのか…」「先日同じ場所を探しても見つけられなかったので、違う場所で拾った方があえて見つけやすいところに置きなおしてくださったのか…など、拾い主の方のご配慮に感動し、感謝を伝えたい気持ちでいっぱいになりました」といった具合に、ビニール袋いっぱいに詰まった「親切心」に改めて気付き、その気遣いに感動したという。
関連記事:福原遥、YouTube登録者数30万人を突破 お祝いサプライズに大歓喜
■広げていきたい親切の輪
「拾ってくださった方までツイートが届くと嬉しく思います」と、今回の取材を快諾してくれたふくふくさん。過去には「子連れ」というだけで苦い思いをした経験もあるようだ。
「息子を連れているとき、バスや電車の中、街中などで心ない言葉をかけられたりしたこともありました」「しかし今回、私たちの知らないところでこんなにも優しく、温かい心の方がいらっしゃるのだと思うと、嬉しさで涙があふれてきました」と過去の体験と照らし合わせ、現在の心境を語る。
また「直接感謝を伝えられないことがとてももどかしいですが、息子にも拾い主の方のように優しく、心遣いができる人に育ってほしいと思います」「私たち夫婦もこの経験を忘れず、どこかで落とし物に出会ったときは気遣いのある行動をしようと思いました。本当に本当にありがとうございました」と、拾い主に対する感謝の気持ちを語ってくれた。
落とし物に対する見方や感じ方が変わってくる、こちらの素晴らしいエピソード。感じるところがあった人は、ぜひ「親切」という名のバトンを、周囲の人に繋いでみてほしい。
・合わせて読みたい→福原遥、YouTube登録者数30万人を突破 お祝いサプライズに大歓喜
(取材・文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ)