舛添要一前都知事、首都圏での感染拡大に懸念示す 「統一の対策が必要」
舛添要一氏が、首都圏での感染急拡大を受けて、1都3県が一体となった対策が必要だと強調した。
前東京都知事の舛添要一氏が28日、公式ツイッターを更新。首都圏での新型コロナウイルスの感染急拡大を受け、一体となった対策が必要との見方を示した。
■3県も緊急事態宣言を要請する方針
現在、緊急事態宣言が発令されている東京都では、きのう27日に2,848人の新規感染者を確認。きょう28日は過去最多の3,177人となった。
神奈川県、千葉県、埼玉県にはまん延防止等重点措置が出されているが、神奈川県の28日の新規感染者は1,051人に。千葉県でも27日には405人、埼玉県でも593人の感染が確認された。
千葉県の熊谷俊人知事は27日、国に緊急事態宣言の発令を要請する方針を明らかに。神奈川県の黒岩祐治知事も、埼玉県、千葉県と足並みをそろえて緊急事態宣言を要請する考えを示し、埼玉県の大野元裕知事も検討に入っている。
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■電車で一駅で隣の県
舛添氏は、「コロナ感染拡大で、千葉県知事が埼玉県、神奈川県と共に緊急事態宣言発令を政府に要請する方針。首都圏は一体であり、三県に住んで都内の職場や学校に通っている人も多数いる」とツイート。
東京都だけの緊急事態宣言発令について、「電車で一駅で隣の県だ。たとえば都民が酒が飲みたければ、川崎に行けばよい。感染は周辺に拡大」と指摘し、「首都圏統一の対策が必要だ」と訴えた。
コロナ感染拡大で、千葉県知事が埼玉県、神奈川県と共に緊急事態宣言発令を政府に要請する方針。首都圏は一体であり、三県に住んで都内の職場や学校に通っている人も多数いる。電車で一駅で隣の県だ。たとえば都民が酒が飲みたければ、川崎に行けばよい。感染は周辺に拡大。首都圏統一の対策が必要だ。
— 舛添要一 (@MasuzoeYoichi) July 28, 2021
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■ユーザーからの意見も
ユーザーからは、「その上で、首都圏から人を出さないために大規模施設への休業要請は出すべきでない」との声や、「今までとは違った対策が必要なんだろうと考えます」「3県に住んでいますけど、東京に比べたら人出もまばらです」といった意見が寄せられた。
また、東京五輪で競歩、マラソンの開催を予定している北海道でも感染が拡大しており、「北海道からのまん延防止等重点措置の要請。マラソンあるから『適切に対応』されそう(国は要請を受けない)。その可能性はありますか?」との問いかけも届いている。
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(文/しらべぇ編集部・しばたけろこ)