東国原英夫、2022年予定の北京五輪に疑問呈する 「人権侵害は言語道断」
東国原英夫がツイッターで2022年冬季五輪開催地の北京について、中国の人権問題などに言及した。
元衆議院議員でタレントの東国原英夫が15日、自身の公式ツイッターを更新。東京五輪の功績について言及するとともに2022年に開催予定の北京冬季五輪の問題についてツイートし、話題になっている。
■東京五輪、功罪の「功」
この日、東国原は「今回の東京オリパラの功罪の『功』の一つに人権意識・ジェンダー意識の醸成・向上がある。様々な関係者や識者が過去の言動まで指摘され指弾された」とコメント。
既に開催された東京オリンピック、そして今月開催予定の東京パラリンピックの功績について持論を展開した。確かに東国原の言うように、東京オリンピックの開催にあたって関係者の過去が掘り返されてきたのは事実だ。
たとえば、五輪開会式の音楽担当だった小山田圭吾氏の「いじめ記事」掲載による炎上、開会式の演出を担当する予定だった小林賢太郎氏のホロコーストネタなどがコレに該当するだろう。
今回の東京オリパラの功罪の「功」の一つに人権意識・ジェンダー意識の醸成・向上がある。様々な関係者や識者が過去の言動まで指摘され指弾された。人権侵害は言語道断。当然であるが、その人権侵害が公然と行われている国でのオリパラ開催はどうなのか。国会は中国非難の国会決議を見送っている。
— 東国原英夫 (@higashi_kokuba) August 15, 2021
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■北京五輪開催の中国に疑問符
続けて「人権侵害は言語道断。当然であるが、その人権侵害が公然と行われている国でのオリパラ開催はどうなのか。国会は中国非難の国会決議を見送っている」と日本の現状について苦言を呈した。
東京五輪で発覚した人権侵害とも取れる発言、過去の行動の数々を見れば当然の疑問といえるだろう。中国では、ウイグルやチベットなどにおける少数民族の人権問題などが国際社会において問題視されている。
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■東国原のツイートに波紋
東国原のツイートを見たフォロワーからは、「過去の言動が原因と言うよりも、自らの考えを更新したことを同じ媒体と通して発信しないことが原因ですね」「ご指摘の『功』はまだ入口に立っただけで真価が問われるのはこれからではないでしょうか?」「一応 賛成ですが、最近日本人のジェンダーとか人権の問題意識が高過ぎて、国力が弱くなってませんか?」とコメントが寄せられている。
これまで様々な時事問題に対して持論を展開してきた東国原。今後、彼がどのようなツイートをするのか注目したい。
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(文/しらべぇ編集部・三黒いつき)