舛添前都知事、コロナ対策で分科会・尾身会長の責任を追及 「無能な専門家」
菅首相の退陣がコロナ対策の失敗にあると分析した舛添前都知事。さらに、この失敗に関して、尾身会長の責任も追及する。
舛添要一前東京都知事が、4日に自身公式ツイッターを更新。菅政権でのコロナ対策を「失敗」と位置付け、政府分科会・尾身茂会長の責任も追及した。
■責任は菅首相だけでなく尾身会長にも?
菅義偉首相3日に次期総裁選不出馬を表明し、事実上の退陣が決定。
舛添前知事は、この要因のひとつにコロナ対策の失敗があると位置付けたが、「菅首相退陣の引き金となったコロナ対策の失敗は、首相記者会見で常に横にいて『高説(?)』を開陳していた尾身会長にもある」と尾身会長の責任も追及する。
責任論は会長個人のみならず分科会全体にも及び、「政府に助言する分科会なども、新政権はすべて新規なものにした方が良い」とも指摘。新政権樹立のあかつきには、分科会も刷新することを強く求めた。
関連記事:東国原英夫、尾身会長の決断に言及 「御用学者とは言わせない覚悟」
■「無能な専門家」と厳しい言葉も
よほど現在の分科会に忸怩たる思いがあるのか、舛添前知事は「無能な専門家では、新政権も同じ過ちを犯す」と強い表現まで用いて批判。また、妥協案として「せめてチームBを作り、複数の対策を検討すべきである」と新たな専門家会議の発足も提言している。
これに対し、ユーザーからは「それは賛成。結果出せないなら専門家とは言えない」「確かに仰る通り。菅総理になった時点で分科会メンバーを刷新した方が良かったのかも」「尾身先生含む専門家が無能だと?」「尾身グループに疑問をぶつければ良いだけの話だった。菅自民の失敗」など、賛否両論が寄せられている。
菅首相退陣の引き金となったコロナ対策の失敗は、首相記者会見で常に横にいて「高説(?)」を開陳していた尾身会長にもある。政府に助言する分科会なども、新政権はすべて新規なものにした方が良い。無能な専門家では、新政権も同じ過ちを犯す。せめてチームBを作り、複数の対策を検討すべきである。
— 舛添要一 (@MasuzoeYoichi) September 4, 2021
関連記事:茂木健一郎氏、改めてコロナ分科会を批判 「ゆるふわ『専門家』はもうたくさん」
■コロナ初期から尾身会長を批判
連日脚光を浴びている尾身会長だが、舛添前知事は以前から会長に批判的な立場。8月28日には、感染爆発に対して「政府に提言する尾身氏ら専門家集団の責任もまた大きい」とツイートし、26日にも「尾身氏は人事と予算ぶんどりに長けた政治家」と厳しく批判している。
昨年のコロナ初期にも、「尾身副座長は言葉の繰り返しが多すぎて、時間の無駄」「全国一律の緊急事態宣言延期は論理矛盾ではないか。私の頭では、安倍首相や尾身氏のIQについていけない」などと繰り返しツイート。一貫して批判を述べている。
専門家会議は「当面は今の対策を維持すべき」というが、「当面」とは何時までなのか。これでは蛇の生殺しだ。また「感染の状況が地域で異なるため、蔓延状況に応じた対策が必要」というのなら、全国一律の緊急事態宣言延期は論理矛盾ではないか。私の頭では、安倍首相や尾身氏のIQについていけない。
— 舛添要一 (@MasuzoeYoichi) May 1, 2020
・合わせて読みたい→モト冬樹、尾身会長の五輪「普通はない」発言を評価 「少しでも納得できる説明を」
(文/しらべぇ編集部・玉山諒太)