高市早苗・元総務相、総裁選出馬会見で消費増税を正当化 支持者はガッカリ

「消費税の減税はあり得るのか」「消費増税をどう思うのか」総裁選出馬会見で高市早苗・元総務相に聞いた。

2021/09/09 11:30


 

■消費税2回増税を正当化した高市氏

高市早苗

事務所関係者が時計を気にしだした時に筆者はそちらに近寄り、質問する旨を通告した。高市氏に一度指名されたこともあり、前の質問者への高市氏の回答が終わるや、肉声で「高市さん」と呼びかけた。

事務所関係者は制止しかけたが、高市氏から「いいですよ。どうぞ」と許可され、マイクが手渡される時間がもったいないので、肉声のまま「消費税減税はあり得るのか」「安倍晋三前首相による消費税2回引き上げをどう思うのか」と手短に質問した。

高市氏は経済評論家の三橋貴明氏や京都大学の藤井聡教授をブレーンにし、「サナエノミクス」という積極財政を旗印に掲げている。高市氏は次のように明言した。

「現在の税率より下げることはいたしません。といいますのは今、コロナ禍で大変な状況にあります。多くの方がそういう希望を持っておられるかもしれませんけれど、上げた場合、次に上げるときの反動が大きいことも私は安倍内閣で経験をしておりますので、消費税率については今のままで我慢をしていただきたい」

「消費税率を上げるときは一々、安倍総理は延期をするときも解散し、消費税を上げるときもできる限り国民の皆さんのご意見を聞くということで、たいへんな苦労をされたのを見ておりました。上げたときの反動が大変大きかったのですが、全世代型の福祉をやっていくという今の時代のニーズに沿った使途でございますので、私は下げるという選択肢はないと考えております」

と述べ、消費税減税をするつもりがないことや2回の消費増税を正当化した。


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■ネットではガッカリの反応

後日、ニコニコ動画で会見を見ていた人から聞いた話だが、ずっと高市氏を応援するコメントが続いていたのに、消費税発言の際にはピタッと応援が止まってしまったという。サナエノミクスと整合性のとれない発言だから当然だろう。

同じ日に、れいわ新選組、立憲民主党、社民党、日本共産党の野党が市民連合と政策調印式を行い、「消費税減税」が書き込まれた。れいわは消費税の廃止、立憲と共産党は5%への減税、社民党は3年消費税ゼロを掲げている。

奇しくも「財政出動派」に期待される自民党の唯一の総裁選候補者・高市氏までが消費税10%維持を宣言し、消費税5%以下への減税の野党と消費税10%を維持する与党という違いが鮮明になった。高市氏の経済ブレーンは頭を抱えているとも言われている。


■「あんた、出禁になるよ」

ちなみに、会見後、報道府の代表から「あんた、出禁になるよ」と説教され、Twitterでも「ルールは守りましょう」というメンションがあったので一言。

厳しいとは思わないが、高市氏にとって不都合な質問をするのは記者の役目。会見中に事務所関係者と折衝し、高市氏にもその場で質問して良いのか交渉するという手法は問題ないと考える。

横田氏のような質問はネットで炎上しているように賛否両論あろうが、そのスタイルとは明確に異なる点は書きとどめておきたい。

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(取材・文/France10・及川健二

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