『世界遺産』25周年スペシャル第2弾は 8Kカメラで撮影した高野山金剛峯寺
『世界遺産』では約1年かけて「高野山の四季」を撮影。国宝・多宝塔内部を史上初の8Kカメラで撮影するなど、見どころ満載だ。
■異なる季節をワンカットで表現
また、同番組では昨年11月より撮影を開始し、紅葉、雪景色、桜の実景など高野山の四季のほとんどを約1年かけて8Kカメラに収めた。さらに、金堂前と金剛三昧院・多宝塔を、モーションコントロールカメラで撮影し、異なる季節を動きのあるワンカットの映像の中で表現。
10月3日の放送は地上波放送のためフルハイビジョンに変換して放送されるが、映像の高精細さと美しさは損なわれることなく、空海の開創から1200年以上の歴史を刻む高野山の四季を実感できる。なお、12月にBS-TBSで4K放送を予定している。
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■厳選を重ねた珠玉の映像
放送に先立ち、担当ディレクターとプロデューサーからしらべぇ編集部にコメントが寄せられた。
田口亮 担当D:新型コロナウイルスの蔓延により、海外の撮影現場に直接行くことができなくなって1年以上が経ちました。そのような状況下で昨年の秋から始めたのが今回の撮影です。
高野山の魅力をどのようにしたら映像として伝えることができるのか、スタッフでアイディアを持ち寄り、いつも以上に時間と情熱をかけて作り上げました。膨大な量の素材から厳選に厳選を重ねて選んだ珠玉の映像です。ワンカットたりとも見逃せない30分になっていると思います。
■日本には表情豊かな四季がある
堤 慶太P:日本の風土の特徴は、表情豊かな四季があることです。番組では日本の世界遺産を1年かけて撮影するプロジェクトを進めており、今回の「高野山の四季」は、8Kカメラと4Kカメラで撮影したものとしては比叡山、知床に続く第3弾となります。
春夏秋冬の四季の絶景とともに見どころなのは、空から撮影した高野山の様子です。山中にあるため、なかなか全体像がつかみづらい金剛峯寺と高野山ですが、空からの映像によって「ああ、こういう場所にあったんだ」と実感できると思います。ご期待ください。
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(文/しらべぇ編集部・蒼羽 結)