リサイクルが縁で北海道の運送会社がカシューナッツ栽培 ふるさと納税でも人気に
家財類の不用品輸出が縁で、北海道の運送会社がカンボジアでナッツ栽培加工の新規事業に進出。
■ナッツ需要が世界に拡大
カンボジアの英字紙「クメールタイムズ」によると、カンボジアのカシューナッツ輸出量は2021年1~8月期、アジア、ヨーロッパなどヘルシーフードへの世界的な人気を背景に、前年同期比350%と飛躍的な伸びを記録した。
主要貿易相手国の輸出で中国に次ぎ世界4位の日本は、カンボジアにとり重要なパートナーであり、駐日カンボジア大使館は「特産物のひとつ。お土産品として日本人に提供していきたい」と消費拡大に期待を込める。
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■ヘルシーなスーパーフード
ミネラル、ビタミンなどの成分が豊富なナッツは、美肌・アンチエイジングの他、子供の発育や精神安定などに効果があるとされる。
ベジタリアン(菜食)志向の女性らの間で口コミが広がり評判となり、観光旅行雑誌で取り上げられる一方、今年9月には地元民放テレビの取材を受けた。
同社スタッフは「フルーツ並みの甘さ。食べるだけで健康になるスーパーフードとして売り込みたい」と事業2年目の抱負を話す。