舛添前都知事、ワクチンの管理体制に私見 「感染症対策の原則は情報公開」
ワクチンの3回目の接種が本格化するのを前に、舛添要一前東京都知事が国の管理体制に苦言を呈した。
舛添要一前東京都知事が12日、自身のツイッターを更新。新型コロナウイルスワクチンの3回目の接種が急がれる中、国のワクチンの管理体制について私見をつづった。
■在庫や供給に不安の声も
ワクチンをめぐっては、感染力が強いとされるオミクロン株への感染の急拡大を踏まえ、岸田文雄首相が12歳未満の子供への接種を早期に始めることや、高齢者、64歳以下の一般の人への3回目接種を前倒しする意向を示した。
全国の地方自治体からは、ワクチンの在庫状況や供給の見通しについて不安の声が上がっており、11日に行われた岸田首相と全国知事会の意見交換では、平井伸治鳥取県知事が、ワクチンの供給スケジュールを早めに示すことなどを求めた。
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■「リアルタイムで分かるはず」
舛添氏は、「ワクチンの在庫数、どこにあるか、今後の調達予定、やっとマスコミも報じ始めたが、こんなことはコンピュータ管理すればリアルタイムで分かるはずだ。スーパーの在庫管理、宅配便の配達状況など民間では当たり前の話だ」と指摘。
また、堀内詔子ワクチン担当相に対し、「ワクチン担当大臣からの発信もない。感染症対策の原則は情報公開である」と苦言を呈した。