上島竜兵さんが担った「お笑い史上のすごさ」の秘密 ベタ芸・復興の旗手
上島竜兵さんとダチョウ倶楽部のお笑い史上のすごさを振り返る。
11日未明に61歳で急死したダチョウ倶楽部の上島竜兵さん。お笑い史的な意義を中心にして、上島さんの活躍を振り返りたい。
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■ダチョウの定番芸
上島さんを中心とするお笑いトリオ・ダチョウ倶楽部の芸は、いわずと知れたもの。「聞いてないよー」や「訴えてやる!」「めんそーれ何そーれ」などで、ダチョウ倶楽部は一世を風靡。
さらには、「熱湯風呂」や「熱々おでん芸」を定番のものとし、特に「どうぞどうぞ」のネタは、ももいろクローバーZなどをはじめとし、多くの場面で真似をされた。
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■松本人志の時代とともに
ダチョウ倶楽部のネタは、当初はそれほど評価されていない面もあり、むしろ、リーダー・肥後克広のDREAMS COME TRUEの中村正人などのものまねが定評の面もあっただろう。
ダチョウがブレイクした1990年代は、松本人志の影響などにより、身体を張った芸は次第に低評価になってきていたと思われる。