「気圧のせいにして安心できる」アプリが話題 頭痛ーるに聞いた”気象病対策”
梅雨入りが迫り、「気象病」持ちにはつらい季節。頭痛ーるはこれからの時期、手放せなくなりそうで…。
■「自律神経の乱れを改善する行動」
これから梅雨入りが予想されるが、どんなことに気をつければいいのだろうか。
「不安定な天気が続いている際に起こる気持ちの沈みや頭痛は自律神経の乱れが影響していると考えられています。曇りや雨が続いた結果、頭痛や気持ちの沈み、食欲不振、吐き気、動悸、めまいなどの気象病の症状が現れやすくなります。また、ぜんそくや腰痛、肩こり、神経痛、関節痛、うつ病、メニエール病、線維筋痛症、自律神経失調症などの持病をお持ちの方は症状が悪化しやすくなるので特に注意が必要です」 (前出・宗像さん)。
気圧の変動は頭痛などの症状が発生する要因の1つでしかないと語る。「専門家の方々にお話を伺っているなかで、ストレスやアルコール、睡眠不足など、症状や個人によって、さまざまな要因があり、気圧の変化は、その中のひとつだということが重要だと考えています。対策としてよく伺うのは、自律神経の乱れを改善する行動を行うことで、少しでも症状の発生を抑えたり、やわらげたりすることが大切です。具体的には、血流をよくする行動やストレスや疲労を軽減させる行動、規則正しい生活をおくることなどがあります」(前出・宗像さん)。
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■どうやったら軽減できる?
具体的な方法についても教えてくれた。
「頭痛ーるの記事でご紹介している例としては、耳のマッサージや首のストレッチ、ヨガ、ツボを押すなどです。ストレスや疲労の軽減としては、お風呂にゆっくり浸かる、音楽を聴く、アロマを嗅ぐといったことです。また、十分な睡眠や早起きして朝食を抜かないなど、規則正しい生活をすることも大切です。あとは、慢性化していたり、悪化してしまったり、少しでも不安が残るようであれば、専門家に相談しながら治療することをおすすめしています。病院はもちろん、鍼灸院や漢方の調剤薬局に行って相談することもおすすめしています」(前出・宗像さん)。
「頭痛ーる」は13年4月にリリースして以来、利用者は着々と増えていて、現在800万ダウンロードを記録しているという。梅雨になったら、このアプリは手放せなくなるかもしれない。
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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)