3連休にかけては「戻り梅雨」激しい雷雨に警戒を 気象予報士が解説

先月梅雨明けしたはずの日本列島だが、3連休にかけては、局地的な雷雨や気象災害のリスクが…。

2022/07/14 21:40



 ■超・局地的な豪雨は12日にも

12日には埼玉県鳩山町周辺で、局地的に雨雲が発達。3時間で263.5mmの記録的大雨となりました。しかしこの豪雨が降ったのは、非常に局地的でした。

解析雨量

鳩山町はひし形のような形をしていて、対角線でみると5km×10km。面積だと約25㎢で、気象屋からすると、かなり狭い範囲に集中して降ったという印象です。これだけ狭い範囲の豪雨の場合、正確な予報が難しく、「きょうは鳩山町で豪雨となりそうですよ!」というレベルの予報は、現時点では不可能です。


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■「雷雨リスクの予測」は十分可能

「〇〇市で局地的な豪雨」というレベルの予報は難しくても、「〇〇地方のどこかで激しい雷雨になりそう」というレベルでのリスク予測であれば十分に可能です。似たような大気の状態の不安定さが、15日から予想されます。

発雷確率

激しい雷雨・ひょう・竜巻などの突風に警戒してください。


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■3連休最終日は西から低気圧が接近

低気圧

3連休の最終日は、寒気は去るものの、九州に別の低気圧が近づき、大雨の恐れがありますので、引き続き注意が必要です。

最後に、こぼれ話的に。6月下旬に気象庁から梅雨明けの発表があり、今は梅雨明けしていることになっているのですが、例年であれば今の時期はまだ梅雨であり個人的には「まだ梅雨っぽい」と考えていること、上空の寒気が悪目立ちしていて強く作用しそうなため、あえてこの記事では「梅雨の大雨」と表現した部分があります。

梅雨が戻ってきたと思って、大雨情報にも気を配るようお願いします。

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(取材・文/Sirabee 編集部・千種ゆり子

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