ごく普通の花瓶が1億円で落札 貴重品だと信じた人たちが続々入札
鑑定結果は「ごく普通」でも聞く耳を持たず? 落札価格は元の値段の4,000倍に。
■貴重な物だと信じて…
こうして競売にかけられた花瓶について、約30人の買い手候補たちは18世紀の珍しい美術品であると信じて疑わなかった。
彼らがこぞって入札合戦を繰り広げた結果、花瓶に推定価格の4,000倍近い値段が付けられたことを、競売人のジャン・ピエール・オセナは「クレイジーな話」だと語っている。
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■あくまでも普通の花瓶
オークションハウスは、その花瓶は20世紀に作られた「ごく普通」のものであること、そして「それが200年以上前に作られたものであれば、非常に希少だったでしょう」と語っている。
入札が激化した背景について、競売のディレクターであるセドリック・ラボルドさんは「中国人は自分たちの歴史に情熱を傾けており、自分たちの歴史を所有することに誇りを持っています」「購入者は中国人で、恐らく花瓶はどこかに展示されるでしょう」と述べた。
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(文/Sirabee 編集部・びやじま)