日高屋、中華そばのチャーシューに”変化”が… 「贅沢な気分」ネットで絶賛の嵐

日高屋の中華そばのチャーシューが3→1枚になっていた。その理由を取材したところ、「感動的な理由」が明らかになっのだ。

2023/02/28 04:15


日高屋

3月1日から日高屋の主要メニューが値上げする。それでも、看板メニューである中華そばは390円と価格を据え置く。

そんな中華そばに入っているチャーシューが、ひっそりと「変化」していたのをご存知だろうか。

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■二度目の値上げを実施

日高屋は昨年8月に値上げを実施した。だが、原材料価格高騰等のため、今回再び苦肉の策に踏み切ることになった。

2度目となる今回は、野菜たっぷりタンメンや餃子、ニラレバ炒め定食など主要メニューを10~50円値上げする。そんな中、中華そばは390円のまま。

同メニューは昨年8月の値上げ実施時も、この価格だった。今回も、中華そばの値段が変わらないことに歓喜したファンも多かったはずだ。


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■チャーシューの変化を指摘する声

そんな中華そばに入っているチャーシューにはちょっとした変化が。ネット上では「日高屋の中華そばのチャーシューいつからこんなに分厚くなったんだ?」「久しぶりに行ったらチャーシューが大きくてめちゃくちゃ嬉しかった」「チャーシューが豪華になったぶん、少しだけ贅沢な気分」「日高屋のチャーシューが超旨くなった」など、生まれ変わったチャーシューを絶賛する声があがっている。

じつは、昨年8月の価格改定時、製造工程の見直しによりチャーシューのカット方法が変わったことが発表されていた。約半年経ち、その変化に気付く人が増えてきたのだろう。


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■実際に食べてみると…

実際、どの辺りが変わったのか。真相を確かめるため、2月下旬、都内の日高屋に足を運んだ。中華そばを注文し、チャーシューを確認。

日高屋

まず大きな違いは枚数だ。上が昨年の価格改定前、つまりチャーシューのカットが変わる前のもので、下が現在のもの。昨年は3枚だったのが1枚になっている。

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これだけだと単に枚数が減っただけに見えるが、重要なのは厚さ。以前は薄くスライスされていたのに対し、現在はやや厚めにカットされている。

もともと日高屋のチャーシューは脂が乗ったトロトロの食感が特徴的だった。その強みは変わらず、ジューシーで柔らかいながら食べごたえがある。”肉肉しい”感じがダイレクトに感じられ、以前よりパワーアップしているのだ。

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チャーシュー以外の部分は変わらない。動物系とカツオ系の出汁が効いたあっさりした醤油ベースのスープ、半透明でつるっとした食感の麺…。まさに「こういうのでいいんだよ」を体現した味である。


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■変わった理由に感動…

なぜ、チャーシューのカット方法を変えたのだろうか。今更ながら日高屋を運営するハイデイ日高に問い合わせた。

「より鮮度の良いものを提供するため、店舗へ納品する際の包装形態を真空パックに変更し、それにともないカットを行う機械の調整も行ないました。結果的に店舗の手間も省け、生産性が上がり値上げを最小限に抑えることに繋がっております」(ハイデイ日高)。以前は、店舗で1枚のチャーシューを薄く2枚程度にカットし、提供していたという。

一見、小さな変化に見えるが、この手間を削減することができたのだ。飲食店にとって厳しい状況下で390円という価格で提供できるのはこうした企業努力が大きいのだろう。

ちなみに、3月1日以降チャーシューのカット方法を変えるか尋ねたところ、「変更する予定はありません。中華そばにつきましては、価格を据え置き、内容の変更もありません」(前出・ハイデイ日高)という回答だった。

これからも、日高屋の中華そばはリーズナブルで”変わらない良さ”を味わせてくれるはずだ。

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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人

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