舛添要一氏、演説中の警護の難しさに言及 「銃社会のアメリカと同様な…」
舛添要一氏が、岸田文雄首相の演説会場で起きた事件を受けてコメント。警護体制について私見を明かした。
舛添要一前東京都知事が16日、自身の公式ツイッターを更新。選挙演説中の警護体制について言及した。
■岸田文雄首相の演説会場で事件
きのう15日、岸田文雄首相が衆議院和歌山1区補欠選挙の応援演説のため訪れた和歌山県・雑賀崎漁港で爆発事件が発生。
同港にいた岸田首相の近くに筒状の物が投げ込まれ、その後に爆発音が鳴り響いた。岸田首相に怪我はなく、同日に予定していた千葉県での街頭演説を行っている。
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■舛添氏「警護は難しい」
この事件を非難していた舛添氏は、一夜明けたきょう16日に警護体制についてツイート。「選挙演説中の警護は難しい」と切り出した。
その理由として、出馬した人は当選するためのイメージアップを目的に、応援してくれる人と対面で接するためだと述べる。
自身が選挙活動をした経験を振り返りつつ、「私は、仲間の応援に全国を駆け巡ったが、演説する身としては、できるだけ大衆と接し、握手をし、話を聞いて、集票効果を上げようとする」とつづった。さらに、「私も遊説中に襲われたことがある」とも明かしている。
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■警護体制の移行に言及
昨年7月に発生した安倍晋三元首相銃撃事件では、凶器として手製の銃が用いられた。
今回の事件について、手製のパイプ爆弾が使われた可能性を指摘する意見もあり「銃や爆発物が私製できる今、銃社会のアメリカと同様な警護体制に移行することが必要かもしれない」と警護体制に私見を明かした。