ジャニーズ、性加害問題で「紅白出場ゼロ」の可能性も… “辞めジャニ2組”には期待の声
性加害問題により、ジャニーズの紅白出場の行方が気になる。関係者は厳しい見方も…。
ジャニーズ事務所の創業者・ジャニー喜多川氏の性加害問題が波紋を呼んでいる。一連の問題を受けて、企業はジャニーズタレントのCM起用見送りを続々と発表する事態に。
タレントの仕事に影響が出る中、年末の『NHK紅白歌合戦』にも暗雲が立ち込めていて…。
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■「選考基準に抵触する可能性」
近年、ジャニーズで紅白に出場するグループは5~6組と非常に多かった。昨年も、KinKi Kids、関ジャニ∞、King&Prince、Snow Man、SixTONES、なにわ男子の6組が出場。
ただ、あるテレビ局関係者は、「例年、NHKは紅白の選考基準として、『今年の活躍』『世論の支持』『番組企画にふさわしいか』の3つを挙げています。ジャニーズの性加害問題は、『世論の支持』に抵触する可能性が高いです。7日の記者会見でジャニーズ事務所が性加害の事実を認めて以降、世間から批判的な意見が多数あがっていますからね」と、今年の紅白出場に厳しい見方を示す。
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■紅白出場「自粛」の可能性も…?
NHKは、記者会見を受けて、ジャニーズタレントの起用に関して「今後は所属事務所の人権を尊重する姿勢なども考慮する」とコメント。ジャニーズ事務所がどのような対応を見せるかにもよるが、前出のテレビ局関係者は出場者数が減る可能性が高いと推察する。
「デビュー19年を迎え安定した人気を誇る関ジャニ∞、今年多くのCDを売り上げたSnow Man、グループに加えて個々の活躍も目立ったなにわ男子など、出場が有力視されるグループも多かったです。しかし、今年は例年の半分ほどの2~3組になるのではないでしょうか。そもそも、ジャニーズ側が出場を“自粛”する可能性もゼロではないと思います」(前出・テレビ局関係者)。
ジャニーズの紅白出場はお馴染みとなりつつあったが、今年は「出場ゼロ」も考えられるのだ。
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■「辞めジャニ」の出場に期待
ジャニーズの出場が危ぶまれる一方、ジャニーズ事務所を辞めた「辞めジャニ」2組が出る可能性があるという。前出のテレビ局関係者は、「業界内では男闘呼組の出場があるのではないかと囁かれています。彼らが出たら、今年の紅白の目玉になるでしょう」と期待を寄せる。
男闘呼組は、成田昭次(1995年退所)、高橋和也(1993年退所)、岡本健一(2021年にジャニーズと専属契約終了後エージェント契約)、前田耕陽(1994年退所)の4人からなり、1980年~90年代に活躍したが、活動休止に。昨年、約30年ぶりに再結成を果たし、22年の日本レコード大賞で特別賞を受賞し、今年4月に全国ツアーを開催するなど、目覚ましい活躍を見せた。
「ジャニーズでは珍しい本格的なロックグループで、紅白の主要視聴者層である50~60代から人気です。昨年から今年にかけて、テレビでも特集が組まれるなど、大きな注目を集めました。本人達は期間限定の再結成を強調しており、今年8月のライブで解散を表明しています。ですが、紅白で一夜限りの復活に期待するファンも多いんですよ」(前出・テレビ局関係者)。
出場のハードルは高いが、実現すればサプライズとなるだろう。
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■「あの3人」の出場もあり得る?
前出のテレビ局関係者によれば、「辞めジャニ」で出場に期待がかかるもう一組は、『新しい地図』だという。2016年末のSMAP解散後、17年9月にジャニーズ事務所を退所した草彅剛、香取慎吾、稲垣吾郎の3人は『新しい地図』として活躍している。
「3人は知名度、人気共に申し分ない上に、ここ数年ドラマや映画、バラエティ番組にも出演するなど、個々の活動も順調です。もし、彼らが紅白に出れば、SMAPとして出場した2015年以来初となります。SMAP時代、大トリを務めた実績もあるので、3人が出場すれば話題になること間違いありませんよ」(前出・テレビ局関係者)。
例年、紅白の出場者発表は11月頃。ジャニーズの出場は激減するのか、「辞めジャニ」の出場はあるのか──。2ヶ月後の発表を待ちたい。
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■執筆者プロフィール
斎藤聡人:1991年生まれ。『Sirabee』編集部記者。
某週刊誌の芸能記者を経て現職に。ジャニーズネタなど、芸能ニュースを中心に取材。飲食店をめぐり、グルメ記事も手がける。
仕事も兼ねた毎日のドラマ鑑賞が日課。今期の推しは、『真夏のシンデレラ』(フジテレビ系)と『ばらかもん』(同系)。『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』(日本テレビ系)の行方も気になる毎日。
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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)