ジャニーズ事務所、幹部就任が囁かれる「3人のタレント」　新社長には課題も…

ジャニーズ事務所に「新社長」が就任する可能性が。有力候補となるタレントは…。

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2023/09/04 11:55

斎藤聡人

7日、ジャニーズ事務所は創業者・ジャニー喜多川前社長の性加害問題を巡り、都内で記者会見を行う。この会見で、新しい社長を発表する可能性がある。

今後のジャニーズを担う経営陣には、「3人のタレント」が浮上して…。

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■ジュリー社長には「辞任報道」

ジャニーズの性加害問題は大きな動きを見せている。8月29日、ジャニーズ事務所が設置した「再発防止特別チーム」は、長期にわたるジャニー氏の性加害の事実を認定した。

さらに、再発防止策として、現社長の藤島ジュリー景子氏の辞任を提言。今回の提言を受け、複数のメディアがジュリー社長が辞任すると報じている。

また、新社長にジャニーズタレントが就任する可能性も取り沙汰されているのだ。

■社長の有力候補は…

9月4日時点で、ジャニーズ事務所は、ジュリー社長の進退に関する公式の発表はしていない。ただ、あるテレビ局関係者は、ジュリー氏の辞任は既定路線だと話す。

「彼女に代わって、ジャニーズタレントの中から社長を務める可能性があります。事務所の最年長で、タレント歴も長い東山紀之さんが有力候補です。東山さんは報道番組『サンデーLIVE！』（テレビ朝日系）で『ジャニーズ事務所という名前を存続させるべきなのかを含め、透明性を持ってこの問題に取り組んでいかなければならない』と発言するなど、性加害問題に対する思いも強いです。実績があり、後輩からの支持も厚いので、タレントも納得することでしょう」（テレビ局関係者）。

ただ、過去に東山が事務所の経営に携わったことはない。彼一人がすべて背負うのは難しいようだ。「会社経営や資金運営など裏方に関することは社外から人を招くのではないでしょうか。東山さんと社外取締役の二人三脚…という形も考えられます」（前出・テレビ局関係者）。

■井ノ原と松本が副社長に…？

社長を支える、副社長も必要だ。現在の副社長が続投する可能性もあるが、今回の件で変わることも考えられる。

前出のテレビ局関係者は、副社長に関して「あくまで予想」と前置きしつつ、こう続ける。

「業界内では、井ノ原快彦さん、嵐・松本潤さんの名前があがっています。井ノ原さんは現在ジャニーズJr.をプロデュースする『ジャニーズアイランド』の社長を務めているので、副社長になればジャニーズ本体の運営にも関わることになります。松本さんは嵐のライブ演出を担当し、過去に後輩のライブをプロデュースするなど、裏方でも実績があります。今後、デビューした後輩の育成に関わることも考えられます。どちらが『新体制』の経営陣に加わってもおかしくありませんよ」（前出・テレビ局関係者）。

東山、井ノ原、松本の3人が「新体制」の有力候補となるようだ。

■タレントが社長になる「課題」

今年6月には、小栗旬が所属事務所『トライストーン・エンタテインメント』の社長に就任した。芸能事務所の中には、タレントが代表取締役となるケースもある。

ただ、ジャニーズ事務所が同様の方式を取るには課題が…。

「これまで、タレントが社長となるのは、個人事務所や少人数の事務所が多かったです。ですが、ジャニーズ事務所はデビューしたグループ、東西のジャニーズJr.も含めれば200～300人になり、社員数も100人以上なので、ジャニーズタレントが自分の仕事をしながら経営にも関わるのは簡単なことではありません。経営に関わるタレントをフォローする体制を作る必要があるでしょう」（前出・テレビ局関係者）。

7日の会見で「新体制」についても語られるのか、注視したい。