ジャニーズ、『紅白』出場現状ゼロへ 『第74回紅白歌合戦』会場と日程が発表
今年の『第74回NHK紅白歌合戦』について、ジャニーズ事務所の所属タレントの出場が「現状ゼロ」との見方が示され、「そうなるよね」と納得の声が。「根本から構成見直す良い機会かも」との指摘も。
NHKが27日、今年大晦日の『第74回NHK紅白歌合戦』の会場と放送予定を発表。同日に行われた記者会見で、ジャニーズ事務所の創業者・ジャニー喜多川氏による性加害問題を受け、同事務所所属タレントの出演が「現状ではゼロ」との見方が示された。X(旧・ツイッター)でも驚きや納得の声があがっている。
■NHKホールにて有観客で開催
今年の『第74回NHK紅白歌合戦』は、12月31日午後7時20分より同11時45分まで、東京・渋谷のNHKホールで開催。NHK総合のほか、BSP4K、BS8K、ラジオ第1で放送される。
昨年に続いて今年も有観客で実施され、観覧の応募は10月5日午前11時より専用の申し込みサイトで受付を開始する予定となっている。なお、出場者は決定次第、放送やホームページなどで発表される。
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■ジャニーズの出演は「現状ゼロ」
同日に行われたNHK会長の定例記者会見では、ジャニー氏による性加害問題を受け、今後のジャニーズ事務所所属タレントの番組起用についての方針が明かされた。
報道によると、すでに契約が決まっているタレントはそのまま出演するが、被害者への補償や再発防止の取り組みが着実に行われていると確認されるまでは、新規の出演依頼を行わない方針であることが明かされた。担当者によると、この方針は同日より実施され、『紅白歌合戦』についても「同じ判断」と明言。
例年であれば、同事務所からは5~6組が出場しているが、「現状ではゼロになる」との見方が示されたという。
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■「当然の対応」「そうなるよね」
この報道を受け、Xでは「新規の出演依頼」「ジャニーズ所属タレント」「紅白出場現状ゼロ」といったワードがトレンド入り。
ファンからは「今年1年間頑張ってきた所属歌手の気持ちはどうよ…。去年までは視聴率に貢献してたと思う」「カウコンだけでも見たかったけど、それもないのかな」といったコメントが。
その一方で、「至極まっとうな対応」「出場規模を縮小とか報じられてたけど、そりゃそうなるよね」「報酬は事務所ではなく直にタレントに入れると言ったとて、現状に納得いく視聴者がどれだけいるのか。当然の対応と思う」と判断に納得する声もあがった。
さらに、「遅きに失した。BBCの毅然とした対応を少しは見習うべき」「根本から構成見直す良い機会かも」といった指摘も寄せられている。
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(文/Sirabee 編集部・しばたけろこ)