6割以上の人は第一印象に左右されないと回答 「気付けば今も連絡を取り合う仲に…」
初対面の人に受け入れてもらうためには「4つの壁」を乗り越えなければならないと言われているそうだ。
親しく付き合っている友人との出会いはどのようなものだっただろうか。最初から気が合うと感じた人もいれば、そうでなかった人も…。
■第一印象が悪くてもその後親しくなった
Sirabee編集部が全国の10代〜60代の男女800名を対象に実施した調査では、全体で64.6%の人が「第一印象が悪くてもその後親しくなった人がいる」と回答した。
なお男女別に見ると、男性は62.3%、女性は66.9%という結果になっている。
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■全然目を合わせてくれなかった先輩
編集部が話しを聞いた30代の男性は、「学生時代に入っていたサークルのある先輩が全然目を合わせてくれなくて、とっつきにくいし、ずっと嫌われていると思い込んでいたのですが…」と振り返る。
実際には人見知りだっただけで全く嫌われておらず、秋にあった文化祭の出店で同じメニューの担当になったことで話す機会ができると一気に打ち解けたそう。当時同じ漫画にハマっていたこともあり、それまでの関係が嘘のように仲良くなって、今でも連絡を取り合うことがあるという。
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■第一印象は、会って3秒で決まる?
今回の調査結果によると、第一印象が人間関係そのものを大きく左右するというわけではないようだ。しかし、とっかかりが良ければスムーズにいったはずの関係もあるだろう。第一印象は、会って3秒で決まると言われており、その印象は強く残るものだという。3秒というと言葉を交わす暇もない。つまりは感覚的に判断している部分が大きいということだ。
先程の男性のように、話をしようと思っているのにこちらを見ようともしない人が居たら、話しかけるのを躊躇するかもしれない。イライラしている人や堅苦しい雰囲気の人よりも、柔らかく話しかけやすい雰囲気の人のほうが印象的に好まれるだろう。少なくとも、第一印象が良ければもっと早い段階から構築できた人間関係もあったというケースもあるのではないだろうか。
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■見た目の印象が大きな役割を果たしている
では、第一印象においてどのようなことが重要なのだろうか。初対面の人に受け入れてもらうためには「4つの壁」を乗り越えなければならないと言われている。第一の壁は「外見(表情・服装・髪型など)」、第二の壁は「態度(仕草・姿勢など)」、第三の壁は「話し方(声の大きさ・抑揚・言葉遣いなど)」、第四の壁は「話の内容」だ。
好感・反感に限定されたある一定の条件下での実験結果ではあるが、判断材料の優先順位は「言語情報:聴覚情報:視覚情報=7:38:55」の割合であるというメラビアンの法則からも、見た目の印象が大きな役割を果たしていることがわかる。
この考え方はビジネスシーンなどでよく用いられているようだが、普段の人間関係においても気にかけておいて損はないのではないだろうか。
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(取材・文/Sirabee 編集部・蒼羽 結)
対象:全国10代~60代男女800名 (有効回答数)