ドジャース山本由伸メジャー初勝利 日米から絶賛の声続出「素晴らしいカーブボール」

日本時間7日、シカゴ・カブス戦に先発した山本由伸。メジャー初勝利に日本でも朝早くからプレーを称賛する声が集まった。

2024/04/08 11:45



 

■魔球のカーブが今後も重要に

この日は最速156キロのストレートに、カーブとスプリットを中心とした変化球で組み立てていく日本でも見られた山本本来の配球だったが、初回は完全にスプリットを見切られており、ボール先行でカウントを悪くしてしまったことにより、ピンチを招いてしまった。

そこからギアを上げた山本が多用したのが、魔球と言ってもいいカーブだ。オリックス時代も先発に転向してからは、ストレートとフォークに磨きをかける一方で、カーブを勝負球として使って三振の山を築いている。

メジャーでもカーブが決まり出すと、ストレートやスプリットなど他の変化球の効果も高くなるだけに、今後もカーブでカウントを取れるかどうかが、山本のバロメーターを測る上で重要になってくるはずだ。


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■怪我なく世界一のピッチャーへ

ネット上では「メジャー初勝利おめでとう」の声とともに「素晴らしいカーブボール」「満塁のピンチを無失点で抑えたのは素晴らしい」「8奪三振お見事」など山本を称賛する数多くの書き込みが見られた。

この日は80球ともう1イニングは行けそうな内容だったが、ドジャースの首脳陣はしばらく慎重に起用をしていく方針のようだ。

メジャー1年目でいちばん怖いのは怪我をすること。山本はトミー・ジョン手術を受けることなくここまでやって来ただけに、大きな怪我をすることなく世界一のピッチャーを目指してもらいたい。


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■執筆者プロフィール

どら増田
どら増田:1973年神奈川県横浜市出身。幼い頃に初代タイガーマスクに衝撃を受けてからプロレスや格闘技を見続けている。同じく幼い頃から見ていたプロ野球は紆余曲折を経て2010年からオリックス・バファローズを応援。

音楽やエンタメ、グルメなどのイベントプロデュースの仕事をしていたが、2014年からスポーツライターの道へ。

横浜在住にもかかわらず京セラドーム大阪を中心にオリックスを現場取材する傍ら、新日本プロレスやスターダム、RIZINなどプロレス・格闘技の現場取材をしつつ多媒体で執筆している。

2018年にはスカイAで放送されたオリックス山本由伸と当時はキックボクサーだった那須川天心の神童対談実現に尽力した。ペンネームの由来はレジェンドレスラー藤波辰爾のドラゴンから来ており、取材を通じて藤波本人から公認を貰っている。

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(文/Sirabee 編集部・どら増田

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