小池都知事、会見で放った対コロナの合言葉に「ダジャレかよ」と失笑相次ぐ
小池都知事が会見で放った合言葉、「勝つしか(葛飾)ない」。ネットの意見が辛辣だった。
22日、東京都の小池百合子都知事が定例会見を行ない、緊急事態宣言から2週間後の新型コロナウイルスの感染状況説明に加え、打倒コロナへの「新たな合言葉」を呼びかけた。
■昼間の人流が抑えきれていない
会見冒頭、緊急事態宣言から2週間経った現在の状況について言及。「夜間の人流については低下しているが、昼間の人流を含めると十分に抑えきれていない」と依然人の流れが多く、都の想定を下回っていると説明した。
東京都における新型コロナウイルスの重症者数は、一昨日が過去最多の160人となり、「この重症者数をどう抑えていくかということも、感染状況の中でも重要な数値となっていきます」と述べた。そして、医療体制ひっ迫が長期化していることから、今がまさに正念場だということを強調。
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■重要なのは若い世代
そのためにも、「ステイホーム」がウイルスへの最も有効な処方せんだと訴え続ける小池都知事。とくに、20~30代の若い世代の陽性者が全体の約5割を占めることから、「未来を守るためにも、日々の行動を改めて見直していただきたい」と語り、感染拡大回避のための対策をさらに徹底していくことを呼びかけた。
これまでピコ太郎やフワちゃんとコラボしてきた小池都知事だが、会見では若い世代へ発信を強化するために、人気ユーチューバーの「フィッシャーズ」と対談したことも報告。
メンバーのシルクロードとンダホは葛飾区の中学出身ということで、「コロナに勝つしか(葛飾)ない」という合言葉で盛り上がったという。
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■ネットでは否定的な意見が…
そのダジャレが気に入ったのか、若い世代に向け「コロナとの戦いは、若い人が鍵を握っているということで、『コロナには勝つしか(葛飾)ない』。これを合言葉に皆の力を結集して、この戦いに決着を付けたい」と力強く語った。
「3密」「ソーシャルディスタンス」などに続く新たな“小池ワード”だったが、ツイッター上ではこの発言に対して、「勝つしか(葛飾)ないは、ひどすぎる」「ダジャレかよ」「まさかの親父ギャグとは」など失笑するツイートも。当の若者層に刺さらないとあっという間に形骸化してしまいそうだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)