JR九州、開通10周年の「流れ星新幹線」が話題 運行に込めた想いを聞いた
「流れ星新幹線」光と花火のショーに酔いしれた夜。その感想とは…
JR九州は14日夜、九州新幹線の全線開通10周年を記念した「流れ星新幹線」を特別運行した。また、筑後広域公園(筑後市)ではビューイングイベントが開催され、来場客は幻想的な景色に酔いしれた。
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■感動的なエピゾードの数々
JR九州は、運行にあたり全国から「願いごと」を募集したところ、8,350点の応募があった。応募理由にもぎっしりと想いが綴られ、家族愛、誰かの幸せをひたすら願う心、そして希望に満ちあふれた感動的なエピゾードの数々に、JR側は圧倒されたという。
福岡県に住むまおさん(8)は、父が香川県に単身赴任中。月に1回福岡に帰ってくる父を新幹線ホームで見送る際に、毎回泣いてしまうという。そんなまおさんの一番の願いは、「離れた暮らすお父さんと早く一緒に暮らしたいです」。
この願いごとは「流れ星新幹線」の車内に掲載されている。ほかの願いごと計777点が外装や客室内、デッキにポスターとして掲示中だ。
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■7色の光を放ちながら運行
「流れ星新幹線」6両編成は、午後6時35分に乗客を乗せずに鹿児島中央駅を出発した。進行方向の左側すべての窓から7色の光を放ちながら、河川敷など見晴らしが良い区間では一時減速。途中熊本駅や新玉名駅、新鳥栖駅などでは停車し、博多駅に午後8時54分に到着した。
JR筑後船駅近くの筑後広域公園多目的広場では「ビューイングイベント」が開催され、2,105名が来場。