古市憲寿氏、緊急事態宣言延長に苦言 「嘘だったことまず認めて」
『中居正広のニュースな会』で中居正広と古市憲寿氏が緊急事態宣言延長に言及。スタジオでは厳しい意見が飛び交った。
29日に放送された『中居正広のニュースな会』にテレビ朝日系)に社会学者でタレントの古市憲寿氏が出演。28日に東京都や大阪府をはじめとした緊急事態宣言を6月20日まで再延長することを発表。スタジオでは厳しいコメントが多発した。
■「嘘だったことをまず認めて」
MCの中居正広は、「決定や延長、解除についてもう少し早く報告してほしいのかなって。宣言が決定したのも2、3日前。延長や解除の準備に時間がかかる」とギリギリの対応・発表に苦言を呈す。
古市氏は、「そもそも思い出すと、今回の緊急事態宣言ってゴールデンウィークに向けて短期集中でやりますと。短期集中だからお酒もちょっと我慢してください。美術館とか映画館とか多分コロナ対策に関係ないけど、でも閉めちゃいますっていう、すごい厳しい措置をとったわけじゃないですか」と4月末に出された今回の緊急事態宣言の前提を振り返る。
続けて、「にも関わらず、その厳しい措置ってのをこうやってダラダラダラと1カ月も2カ月も続けようってのは、ちょっともともとの言葉が嘘だったってことをまず認めてほしいですよね」と怒りをあらわにした。
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■共感の声相次ぐ
全面休業だった映画館や美術館は時短営業で再開されることとなる。緊急事態宣言発令当初より少しずつ緩和されているが、具体的な対策が示されておらず、不満を抱える国民は多い。
中居と古市の意見に対し、「東京五輪ありきの緊急事態宣言だしワクチン頼みだし、説明不足」「嘘とまでは言わないけどちゃんと説明はほしい」「2人の言うことに共感です」と共感の声が寄せられている。
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■3度目の緊急事態宣言で「生活は特に変わらない」が8割
しらべぇ編集部がツイッター上で「3度目の緊急事態宣言で生活に変化はあったか」というアンケート調査を実施したところ、248の回答を得ることができ、「変化があった」と回答した人は全体の17.7%。
反対に「とくに変わらない」が8割を超える結果となっており、メディアなどでもよく言われる宣言慣れは実際に起こっているようだ。
前代未聞の事態であるため、対応が失敗・遅れてしまうことはあるだろう。しかし、どこが失敗だったのか、これからどうするかといった報告が不十分な現状が続くのであれば、国民の不満は続くことだろう。
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(文/しらべぇ編集部・Aomi)