一時休業していた音楽教室を救ったもの 「ある楽器」が密かなブームに
巣ごもり需要などの影響で、いまブームになっている楽器がある。緊急事態宣言下で一時営業を自粛していた町の音楽教室にも、大きな変化をもたらしていた。
巣ごもり需要などの影響で、いま空前の「ウクレレブーム」となっていることをご存知だろうか。しらべぇ編集部では、ウクレレ人気の影響を受けているという、音楽教室を営む男性に話を聞いた。
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■退会・休会者も続出し一時営業自粛
男性の教室では以前、ギターなどの楽器演奏指導やヴォーカルレッスン、グループレッスンなどを行なっていたが、「密閉された防音室の中で、飛沫を飛ばすヴォーカルレッスン、複数人で密になって行うグループレッスンについては、早期から取りやめました」。
「生徒さんの中には医療や介護に携わる仕事をされている方もいましたし、先が見えない中で退会や休会する人が続出。2020年4月の最初の緊急事態宣言が発出される前から、実質的に営業を自粛する形になり、収益的に不安な時期もありました」と話す。
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■「巣ごもり需要」で予想外の好転
当時はライブハウスでのクラスター発生が報告された影響もあり、「不要不急」だとして甚大な影響を受けた音楽業界。しかし、皆が外出自粛をして“巣ごもり需要”が出てくると、事態が予想以上に好転したそう。
「気軽に楽器を始めてみたいという方をターゲットに、うちではウクレレのレッスンもしていたのですが、最初の緊急事態宣言が明け、教室を再開すると多くのお問い合わせを頂き、一気に生徒数も増えました」。