群衆の度肝抜いた「巨大顔バルーン」 最後の飛行はあえなく中止に
16日のSNSを席巻した巨大顔面バルーンアート「まさゆめ」。満を持して最後の飛行にトライするも…。
東京・代々木公園に16日、突如現れた巨大な顔面型バルーン。大勢の見物客が見守る中、最後のチャンスとなった夜の高位置での係留は気流の問題であえなく中止となった。
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■インパクト大なアート作品
この日、代々木公園に現れた顔面型気球の正体は、各地の国際芸術祭にて独創性と創造性で話題をさらっている現代アートチーム・ 目 [mé]による「まさゆめ」というプロジェクトにより作られた芸術作品。
まさゆめは、目 [mé]のアーティストである荒神明香氏が中学生のときに見た「人間の顔が月のように浮かぶ」という夢から着想を得ており、年齢や性別、国籍を問わず世界中から広く募集した中から選んだ「実在する一人の顔」を2021年夏の東京の空に浮かべるというプロジェクトだった。
当日はそのニュースを聞きつけた人たちが次々と代々木公園に集まった。
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■迫る終了時間
気球は早朝の時点では無事係留されたまま高く空中に上がり、現場を見かけたアーティストの西川貴教が度肝を抜かれるなど話題を集めた。しかしその後は気流と風のためビニールシートで覆われたままだった。
このイベントは20時までと公表されており、刻一刻と終わり時間が迫る中、19時過ぎにいよいよバーナーが点火。明らかに昼間より風が出ていたが、大勢の観衆のため運営側も安全面を考慮しながらギリギリまで調整を続けていたようだ。
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■上がる拍手
気球が膨らみ、不気味な巨大顔面が現れると観衆からはシャッター音の嵐。
さすがに空中に上がることはなかったが、20時前になりほぼ地面に係留されたままの気球が次第にしぼんでいくと、終了を察した群衆からは大きな拍手があがった。
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(取材・文/しらべぇ編集部・キモカメコ 佐藤)