“そば刺身”をつまみに出す蕎麦屋 投稿者は「風味とコシをより強く楽しめる」
民俗学の研究者である投稿者は、「私の知る限り、そばの刺身は1980年代頃にできた料理だと思われる」と話す。
高知県内では、9000年以上前の遺跡からそばの花粉が見つかり、当時からそばが栽培されていたと考えられている。また、「蕎麦」が初めて、歴史的文献に上ったのは、797年に完成した史書『続日本紀』。
しかし、少なくとも16世紀頃までは「そば」は麺ではなく、そば粉を湯でこねて餅状にした「そばがき」や「そばもち」として食べられていたとみられる。そんなそばの意外なメニューが話題を呼んでいる。
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■色々な店に置いてほしい
民俗学の研究者であり投稿者の酒徒吉風さんは、しらべぇ編集部の取材に対して「私の知る限り、そばの刺身は1980年代頃にできた料理だと思われる」と話す。
酒徒さんが今回投稿したのが、「そば居酒屋 そばえもん 青山一丁目店」のそば刺身だが、「そばえもんも、もちろんオススメだが、ぜひ色々な店に置いてほしいと思っている」と語る。
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■刺身にすると麺が伸びない
また、「一般的に〆としてそばやかけそばを頼むと、どうしても麺が伸びてしまう。そのため、ある程度急いで食べなければならない」と話す。
「その点、そばの刺身だと茹でられているものの、つゆにつけられていないため伸びずに済み、最後のとっくりをゆっくり飲みながら〆ることができる」とメリットについて語った。
さらに、「刺身だと噛むせいか、より強くそばの風味やコシを楽しめる。食べごたえもあるため、少量でも満足感があり、ダイエットにもよいのではないだろうか」と述べた。