『バイキング』MC坂上忍が重用される理由 後番組MCの自局アナは妥当か
『バイキングMORE』MCを務めた坂上忍の芸人魂とバラエティー力とは。後番組MCの局アナ起用についても考察する。
坂上忍の『バイキングMORE』(フジテレビ系)の3月末での終了が発表され、後番組は同局の山崎夕貴、佐野瑞樹、両アナウンサーがMCの情報バラエティー『ポップ UP!』(月~金曜前11時45分~)と31日に発表された。坂上忍とフジの昼帯番組の変遷について、考察したい。
■『バイキング』の終了
『バイキングMORE』司会の坂上は、今年55歳になるのを機に、動物の保護活動の時間を確保するためと、『バイキングMORE』の降板を発表。
もともとフジの昼の顔といえば、『笑っていいとも!』(フジテレビ系)だった。『いいとも!』とタモリの後釜は、よほど実績のあるタレントでなければ務まらない。
よって、中居正広やとんねるずクラスのタレントでなければ、荷が重いのは当然だった。だが、予算削減が求められたからか、坂上をはじめとする曜日替わりMCの『バイキング』(フジテレビ系)がスタート。
関連記事:坂上忍、将棋解説中の伊藤アナから急遽チェンジ 「ちょっとどいて!」
■坂上の必然的MC起用
大ベテランMCをキャスティングするわけにはいかなかったとはいえ、「該当者なし」状態の曜日替わりMCの『バイキング』がうまくいくはずもない。
曜日替わりMC期間のクッションは必要だっただろうが、坂上が全曜日の総合MCに就任するのは、『バイキング』の始まる当初から、そうあるべきと思ったもの。『いいとも!』の後番組として、何が起こるかわからない生放送に、最も体当たりで挑戦したのが坂上だった。