スペイン政府広告にモデルからクレーム続出 許可なしで顔と体をつなぎ合わせ…
平等を推進する「平等省」のモラルに反した行動に、批判が集まっている。
スペイン政府の夏のキャンペーン広告で、体の写真を編集されたうえに無断で使用されたと憤る女性たちが複数名乗り出た。
「締め切りに追われていた」と話す製作者と政府が起こした一連の騒動が、『BBC』や『Daily Mail Online』などの海外メディアで報じられている。
■多様な女性が夏を楽しむ広告
スペインの平等省が、すべての女性に対し、どんな体でも自信を持ってビーチに行くことを後押しする内容の広告を打ち出した。広告には「夏は私たちのものでもある」というスローガンとともに、体型や肌の色が異なる5人の女性が水着姿で海を楽しんでいる様子が描かれている。
「夏は露出が多くなるので体型に気を遣うべき」と提唱するジムやエステサロンのポスターとは対照的なこのキャンペーンは、当初多くの女性から賞賛を持って迎えられた。
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■「自分の写真が無断使用された」
しかしながら、ロンドン出身のプラスサイズモデルであるニョメさんが「広告に自分の写真が無断で使用されている」と名乗り出たことで、事態は一変した。
使用された写真は、プロのカメラマンに撮影されたものではなく、ニョメさんがInstagramに投稿したもので、金色のビキニを着せるという編集も加えられていたという。