ビートたけし、映画撮影現場の高齢化を告白 「カメラマンも照明もジジイ…」
『TVタックル』で高齢者問題を議論。ビートたけしが映画界の高齢化について語った。
16日放送の『ビートたけしのTVタックル』(テレビ朝日系)で、ビートたけしが映画界の高齢化について語った。
■高齢者問題を議論
高齢者問題を議論したこの日の放送。その中で阿川佐和子が「労働力が少ないって言うのに、50歳以上の人が就職しようとすると、道がなくなって閉ざされているということ自体がおかしい」と指摘する。
さらに「元気な人は60だろうと70だろうと、ここの会社で役に立つと思ったら採ればいいのに、もう年齢で切ってるでしょ」と不満をあらわにした。
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■若新氏が持論
この日のゲスト・若新雄純氏は企業と高齢者の現状を分析したうえで「管理職の再就職は難しい」「生涯現場で役に立つ人が必要とされている」と指摘。
続けて「たけしさんと阿川さんがずっといらっしゃるのはじつは偉いからではなく、ずっと素晴らしい作品を作り続けたりとか、素晴らしい作品を生み出せたりとかだからと思うんですよ」と話した。
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■杉村は反論
たけしと阿川が笑顔を浮かべる中、「サラリーマン社会は偉いポジションが続かない。これがあれば一生呼んでもらえる。あの人は営業させたら絶対売ってくるよねとか、めちゃくちゃ素晴らしい作るとか、手に職がある方でないと(再就職は難しい)」と持論を展開する。
若新氏の発言に「えらいゴマをするじゃない、あからさまに。そこまでやるかい?」と不満をあらわにした杉村太蔵は、「わかるけどね、この2人をトップに高齢化社会を話すのは間違っていますよ、超例外」と叫んだ。
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■たけしが映画界の高齢化を語る
称賛を受けたたけしは「映画の現場だと、俺と始めたのが最初の照明さんとか、19本連続だから。そのへんはみんなジジイで、おいらもジジイだから、ジジイの組合じゃない?」と語る。
続けて「カメラマンも照明もジジイだけど、みんな若い衆に指示しているだけだよ。3人並んで、『おう、ダメだおまえ』って。『ダメならおまえがやれよ』って言ったら、『俺は足が痛いからやらない』『なんだよ』って」と実情を告白。
そして「それで『なんでおまえが1番良い金をもらってるんだ』と。それでも、職人だから、ちゃんと弟子がいて、いいところにいられるよ」と話していた。
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(文/Sirabee 編集部・佐藤 俊治)