元アイドリング・高橋胡桃、セカンドキャリアに役者の道を選んだ理由

アイドルグループ「アイドリング!!!」の元メンバー、高橋胡桃にインタビューを行った。

2019/12/29 12:30


高橋胡桃

アイドルグループ「アイドリング!!!」の元メンバー、高橋胡桃。今月13日から上演していた劇団TEAM-ODAC(チームオダック)の舞台『キクネ~僕らに出来ること~』では、主演を務めるなど、現在は女優として活動している。

しらべぇ編集部は、そんな彼女にインタビューを実施。本作を通して得た気づき、アイドルのセカンドキャリアとして役者の道を選んだ理由などを聞いた。


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■出演を熱望して実現した舞台

―――舞台の公演中にお時間をいただいてありがとうございます。今日も夜から舞台なのに…。

高橋:いえいえ! こちらこそありがとうございます。


―――『キクネ』では主演を務められていますが、どういった経緯で出演されることになったんですか?

高橋:オダックの女性劇団員さんの劇団、五反田タイガーの舞台に出演させてもらったときに、「オダックさんの舞台にも出演したいです!」と言い続けてたんです(笑)。で、今回、主催のいとう大樹さんに声をかけてもらって。


―――アピール勝ちですね(笑)。最初に脚本を読まれたときはどのように思われましたか?

高橋:オダックさんの舞台はいつも、異世界のお話ではなく、身近な人間劇で共感できるあたたかい部分が描かれている印象だったんですけど、今回もそういうあたたかい部分がすごく出てるなと。


誰もが共感できる部分があって、家族や人間関係のあたたかさも感じられる新作で感動しました。


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■等身大の自分を役に入れた

高橋胡桃

―――今回の舞台の主人公・今川りんごを演じる上で意識したことはどういったところでしょうか?

高橋:私は台本を読んで頭の中でキャラクター像を作ってから、それを稽古でやるって感じなんですけど、台本を読んで、りんごちゃんは自分に似てるなと思って。


台本を読んだ感じだと、お店の仲間と特に仲良くするわけではなく、心を開いていないのもわかる。でも、どこか憎めなくて、みんなから嫌われない部分があるような絶妙な女の子だなと思いました。


私も人に心を開くまで時間がかかるタイプなんです。一度心を許したら、仲良く接することができるんですけど、そういうところも似てるのかなって。ある意味、等身大の自分を役に入れられるのかなと思いました。


―――役柄が自分に似ていることはポジティブに働く反面、「高橋胡桃」が役に出過ぎたり、演じるのが難しい部分もあるのかなと思います。

高橋:そうですね。私は演じるときに自分とかけ離れているほど演じやすいし、ぶっ飛んだ役柄のほうが演じやすい。だから、自分に近い普通の女の子みたいな役は難しくて。


―――自分に近い分、演じた部分が強く出過ぎてしまうと、「普通の女の子」ではなくなってしまいますもんね。

高橋:物語の流れで、りんごちゃんの心境はわかりやすいのですが、「普通の女の子って、ここはどういう表情をするんだろう」と悩むことが多かったです。

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■言葉遣いに苦戦「すごく大変だった」
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