SKE48・須田亜香里、小林麻耶騒動へのコメントが炎上 いじめ問題への過剰反応も
『バイキング』(フジテレビ系列)初出演のSKE48須田亜香里のコメントが炎上。なぜ炎上したのか、小林麻耶騒動と共に考察。
■結局大事なのは信頼関係
そもそもこれは学校のいじめ問題ではなく、小さな人間関係など無視できるビジネス上の大義名分がある。小林にビジネス上の需要があればそれでよく、一部のスタッフとの関係よりその他のスタッフとの関係が重要。
まずは、所属事務所との関係が言うに及ばず重要である。しかしながら、小林は、ロケに行かない判断もYouTubeも独断で決めたと『バイキング』でも報道。
事務所からも契約解除されるに至っており、周囲との信頼構築を放棄している判断状況が大きな問題だと須田は指摘するわけで、真っ当だろう。
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■叩き先行のSNS
今回の炎上騒動は、端的には須田のコメントをネット民が理解できていないことに問題がある。須田の主張は、いじめから逃げる術について語っており、至極真っ当な信頼関係について語っているのだ。
政治問題ならばウェブ上では、切り取られ曲解された発言は比較的早く訂正されるが、芸能となるとそれすら起こらない程にSNS環境は劣化している。
■地に足がつく須田のコメント
ウェブ上では、いじめやパワハラについての弱者論理へと過剰に反応してしまうが、結局は、今の時代とて信頼関係が重要だというある種ウェブ言説の弱点を突く、須田の生き様から出たこの意見は深い。
須田はコメンテーターとしてしばしば炎上しがちではあるが、一歩踏み込んだ主張ゆえの炎上はコメンテーターとしては理想。須田の今後の社会派タレント業に一層の期待が掛かるだろう。
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(文/メディア評論家・宮室 信洋)