河野太郎大臣、コロナワクチン供給の現状明かす 「スケジュールは未定」
河野太郎大臣が新型コロナのワクチンについて、供給スケジュールはまだ未定であることをツイッターで明かした。
21日、ワクチン担当大臣となった河野太郎行政改革担当相が自身のツイッターを更新。新型コロナウイルスのワクチン供給について現状を明かした。
■供給スケジュールはまだ未定
ワクチンの供給について、様々な憶測が流れている現状。河野氏は、20日にも報道が出すワクチン供給スケジュールについて、「デタラメだぞ」と言い放ったり、新聞に出る政府関係者について「信用しない方がいい」と注意喚起し話題となっていた。
河野氏は、21日には、「日本のワクチン接種は、ファイザー、モデルナ、アストラゼネカの3社からワクチンの供給を受けます。このうちファイザーのワクチンが先行して昨年12月18日に薬事承認申請がなされ、承認待ちです」とワクチンの現状を報告。
さらに、「承認後に供給が始まりますが、供給スケジュールは、今日現在、まだ未定です」と明言した。
日本のワクチン接種は、ファイザー、モデルナ、アストラゼネカの3社からワクチンの供給を受けます。このうちファイザーのワクチンが先行して昨年12月18日に薬事承認申請がなされ、承認待ちです。承認後に供給が始まりますが、供給スケジュールは、今日現在、まだ未定です。
— 河野太郎 (@konotarogomame) January 21, 2021
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■優先順位は決まっているが…
新型コロナワクチンの接種の順番について、厚生労働省のサイトで既に公開されている。優先順位が1番高いのが、新型コロナ患者と頻繁に接する「医療従事者」。
2番目が若い世代と比較すると重症化しやすい「高齢者」、その次が「基礎疾患を有する方」「高齢者施設等において利用者に直接接する職員」とされており、その後にカテゴリーに属さない若い世代が受けることとなっている。
妊婦の優先順位についてはまだ決まっておらず、副作用などを考慮して組み込むようだ。
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■「コロナのワクチン接種したい」3割弱
まだ先とはいえ、ワクチン接種の目処が立ちつつある。ワクチンが普及し、集団免疫を獲得すれば、今ほど新型コロナに悩まされる生活は終わりを迎えるだろう。
しらべぇ編集部が昨年9月、全国10〜60代の男女1,844名を対象に調査したところ、全体の26.3%が「新型コロナのワクチンが完成した場合、すぐに接種したい」と回答した。
ここまで、猛威を奮っているコロナだが、ワクチンを受けたい人は4人に1人程度と低い割合となった。感染拡大が急速だったこともあり、急いで作られたワクチンに抵抗を持つ人も多い。
河野氏が触れたワクチン供給スケジュールはもちろん、ワクチンを投与する医師や場所の確保など課題はまだ残っている。無事にワクチンの供給がはじまることを祈るばかりだ。
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(文/しらべぇ編集部・Aomi)
対象:全国10代~60代の男女1,844名 (有効回答数)