スタバ店頭に置かれた謎の黒板、よく見ると… 地元愛あふれる正体に思わず感動
2日で日本上陸25周年を迎えたスターバックスコーヒー。店頭に出現した、とあるボードが話題となっており…。
■全てのスタバをめぐった時、謎が明らかに
2021年8月2日現在、島根で展開されているスタバ店舗は、出雲大社店、ゆめタウン出雲店、シャミネ松江店、松江玉湯店の4店舗。じつは話題となっているボードの内容は店舗ごとに異なり、全てのボードを組み合わせたとき、はじめて意味のある「言葉」が浮かび上がってくるのだ。
前述したオブジェは出雲大社店に設置されたボードで、こちらは日本神話にも登場する八重に重なり合った雲である「八雲」をイメージしたイラストとのこと。
ゆめタウン出雲店にはスタバが「我々の原点」と語る「コーヒーの木」をデザインしたイラストが描かれていた。
シャミネ松江店のボードには国宝・松江城や堀を描いた「松江の風景」のイラストが確認できる。
また松江玉湯店では神話にも登場する「玉造」をモチーフにしたイラストが見られ、いずれも「島根の文化に根付いた絵」が描かれているのが共通項。
横長の長方形をしたこれらのボードを組み合わせると…そこには、漢字の「縁」が浮かび上がり、粋なデザインに思わず胸が熱くなってしまった。
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■どういった経緯から誕生したのか?
続いては、なんともユニークなアイデアが生まれた経緯について尋ねてみると、「島根県の店長4名が『47 JIMOTO フラペチーノの島根県の商品をお客様にどのように届けていくのか』と、島根県の4店舗でできることを話し合っている中で、今回のアイデアが生まれました」という回答が。
島根のスタバ(σ´∀`)σゲッツ!!
もうここまで来たら全国行きたいけど時間が足りん( ꒪꒫꒪) pic.twitter.com/hGgku7cKDx— いつき🐭🏰 🏎³₃🐎💨🚚💨 (@Rotary_Disney) July 23, 2021
「島根県は現在4店舗のため、4店舗と地域のお客様との繋がりを表現していきたいと考えました」とのコメントも見られたが、同じ島根県、同じスタバでも「それぞれに個性のある店舗を楽しんで頂きたい」という思いが根底にあり、そちらが転じて「4店舗それぞれのイラストを合わせると『縁』になるコミュニティボード」が誕生したそうだ。
出雲大社店の店長・春さんが発案し、同店の堀西さんがデザインしたという一連のアートはスタバファンからも好評で、こちらの影響を受けてか、島根の47 JIMOTO フラペチーノは、8月を待たずに早々に完売という人気ぶりを見せる。
ご当地スタバ
島根クリーミー抹茶コーヒーご縁フラペチーノ🌱☕️(名前長い)(* ̄_ゝ ̄){抹茶とコーヒーの苦味がさっぱりしてうまい#夢烏甘味部 pic.twitter.com/SFYy7VWCpM
— あずさん (@meta_pico) July 23, 2021
まさに、店とユーザーの「縁」を感じさせる微笑ましいエピソードではないだろうか。なお島根だけでなく、大阪、秋田、高知、長崎などの店舗でも「地元愛」に根付いたサービスが大いに注目を集めていた。
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(取材・文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ)