菅首相が負けられないため過熱する横浜市長選 山中竹春元教授がフェイクニュース被害
東京五輪の閉会式にあたる8月8日が告示日の横浜市長選挙が加熱している。
■ハマのドンも支援
横浜政界に絶大な影響を持つ”ハマのドン”こと、横浜港ハーバーリゾート協会の藤木幸夫会長(91)も3日、日本外国特派員協会で会見し、山中氏を「いい男だ」と述べ、支援を表明した。
ただ、「私は(小此木)八郎の名付け親ですよ」「当選するのは八郎でしょう。そりゃ、当選しなきゃしょうがない。(小此木氏の)母からも毎日のように手紙が来るし」と付言したのだが……。
「カジノの是非を決める横浜市民の会」が昨年、住民投票を求めて署名活動を行い、19万筆(対象となる横浜市の有権者約313万人の内の約1/20)の署名を集めたが、運動を担った人たちの多数は山中支援にまわっている。
菅首相の地元ということもあり、小此木氏が負けたときの政権に与える打撃は計り知れず、まさに、国政選挙並みの選挙になってきた。
関連記事:山中秀樹アナ、五輪野球で誤認のTBS初田アナをフォロー 実況の難しさを解説
■ボランティア集まる田中康夫
長野県知事だった田中康夫予定候補のもとにはボランティアが全国から多数かけつけ、盛り上がりを見せる。
田中氏が阪神大震災の時に、被災直後から現地でボランティア活動を行い、神戸空港反対運動の先頭に立ったため神戸からも、あるいは長野県知事を6年務め先進的な改革を行ったがゆえに長野からも支援が集まっている。
田中氏は他陣営に比べるとネット選挙を最も積極的に活用。公選はがきもあえて出さず、ポスター貼りもボランティアが担うという。林市長も現職故の意地を見せ、カジノ誘致賛成派から支持を得て、どぶ板選挙を展開。