過熱する横浜市長選で山中竹春元教授の音声データが公開 陣営に直撃した
横浜市長選に出馬を取りやめた郷原信郎弁護士が山中竹春候補の音声データを公開。山中陣営に見解を聞いた。
■パワハラ?音声を完全再現
では、音声を忠実に再現する。
「だからそうやってねー、ごちゃごちゃごちゃごちゃ言ってねー、結局ねーかわすじゃないか君は」
「君はそうやってかわすじゃないか」
「こちらの要望を。それでさー、書けって言ったのにさー、書きもしないしさー。いやもう僕は最後の行動に出るからね。君が、君がわからない知らないような。ほんとにそれでもいいんだったらー、ほんと潰れるよ」
「だから俺が言ってんのはー、いい?」
「俺が言ってんのはー、をお前に決めろなんて一言も言ってないじゃん」
「しなければならない理由をディテールドに君が理解してるんだったらー、それを英語の文章にしてー、出せって言ってるだけじゃん。それを君はハイって言ったけどー、やらないじゃん。昨日のー、昨日中にそんな文面を送ってくる予定だったのにー、こんなん出しましたみたいなほんとかどうかわかんないようなメール出してさ。であげくの果てには、には言ってるとかさ。そんなやつのことなんて一言も知らないよ」
「もう終わり終わり終わり、終わりだ。もう終わり終わり終わり終わりだ。終わり終わり終わり終わりにしよ。終わりだ、もう」
筆者が山中竹春候補の陣営に確認したところ、声の主は山中氏だと認めた。
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■山中陣営の見解
動画について、どう、山中候補は説明するのか。同陣営の内部文章を入手したので、そのまま貼り付ける。小見出しだけは筆者がつけることを了承いただきたい。
「今般、インターネットの動画投稿サイトにおいて、『山中竹春パワハラ音声』といった音声録音が字幕入りで流されていた。これは、約 2年前の会話が無断で録音されたものであり、この時期にインターネット上で流布されていることについて、大きな問題を感じる。
この会話は、切り取って掲載した人物の意図と全く違う状況でかわされたものである。2019年頃、外部団体から多額の研究費の拠出も受けた研究を横浜市立大学で行なっており、内外の研究機関10箇所程度と共同して行う医学研究の非常に重要なプロジェクトだった。
この音声は、当該研究の担当者が期日までに海外の研究機関等に必要な連絡や書面作成を行わなかったことが明らかになり、また、突如としてプロジェクトから離脱する意思を示したことから、プロジェクトの継続が危ぶまれることとなった状況下で当該人物と山中竹春とで行なった会話の一部である。
この人物による職務不履行はこれまでにもあり、納期のある研究等において支障をきたす状況が続いていた」
■「ほんと潰れるよ」「終わりだ」発言の真意
「動画では、『ほんと、潰れるよ』と発言したことがクローズアップされているが、これは『このままでは非常に重要なプロジェクトが潰れる』という趣旨で発言をされたものである。
また、音声の最後において、『終わりだ』と繰り返し述べているのは、非常に重要なプロジェクトが頓挫し、違約金まで発生してしまうことへの焦燥感から出た発言である。
この前提で、音声データを聞いて頂ければ、相手に対してではなく、研究が潰れる、研究が終わりになるという趣旨で発言していることがわかっていただけると思う」