乃木坂46が世代交代に成功した理由とは 丁寧かつ大胆なプロデュースの背景
4期の冠番組でバラエティの英才教育。世代交代の成功は長く残り続けたエース白石麻衣らの功績か。
乃木坂46の28枚目のシングル 『君に叱られた』が、9月22日に発売された。ミュージックビデオでは、ベテランメンバーと新世代メンバーの対比が印象的。なぜ乃木坂はうまく世代交代できたのだろうか。
■新センター・賀喜遥香
乃木坂46の新曲『君に叱られた』は、各チャートで50万枚を突破し、初週1位を記録。コロナ禍に突入して以来、握手会特典がオンライントーク特典に変わりがちなアイドルグループは、苦戦を強いられているものの、それでも高い人気を維持し続けている。
本作品は、4期メンバーの賀喜遥香が初センター。MVも、ベテランメンバーと新世代メンバーが対比的で印象的だ。齋藤飛鳥が新センター賀喜をたたえ、卒業する高山一実が、乃木坂の後輩に後を託す。
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■鬼門の世代交代
女性アイドルグループにとって世代交代は鬼門。長く人気が続くと思われたモーニング娘。でさえ、エース後藤真希の早々の卒業は、モー娘。の衰退を早めただろう。
AKB48も、初期メンバーから指原莉乃への世代交代を頑張ったが、そもそも前田敦子らの卒業はそれでも早かったと言え、指原より後の世代交代に成功したとは言い難い。
その点、乃木坂は、新メンバー加入とベテランメンバーの卒業をできる限り抑えた理想的なアイドルグループ運営を実現させたといえるだろう。