東ちづる座長の『月夜のからくりハウス』が再び渋谷に 「今しかない、今やらないと」
女優・東ちづるさんが主催、2017年の初演も話題となった『月夜のからくりハウス』。3月公演のチケットは20分で完売したという。
■11月に舞台公演
そんな東さんが、今取り組んでいるのが、11月17日に渋谷区文化総合センター大和田・伝承ホールで上演される舞台『月夜のからくりハウス〜渋谷の巻』。
東さんが座長を務める多様多彩、摩訶不思議なパフォーマー集団「まぜこぜ一座」による、他のどこでも見ることができない奇想天外なエンターテインメントだ。
初演は、2017年12月に品川で。2019年には神田明神で上映会と舞台が行われ、今年3月にも渋谷区の同ホールで上演されている。
この3月の公演は、センターの10周年記念事業として昨年渋谷区から依頼されたもので、コロナ禍で半年間延期された後の公演となったが、チケットはわずか20分で完売したという。
東さんは、「2017年のときにはチケットがとてもスロースタートだったんです。『見ていいの?』みたいな感じで。すごく社会が変わったと思いました」と言う。
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■パラで多様性の意味が変わった
東さん自身も映像制作という形で関わった東京パラリンピック。それによって「多様性という意味が大きく伝わった」と、東さん。
「オリパラ開催に対しては賛否両論ありましたけれど、結果的には本当にいいきっかけでした。
マイノリティや障害のある人たちが、ただただ弱者や困っている人ではなくて、同じ人間なんだ、素晴らしい特性を持った人たちがこんなにいるんだ、と受け止めるように変わったと思います」
パラリンピックの閉会式・開会式には、『月夜のからくりハウス』の出演者たちも出演。これまで舞台を見た人たちからは「知っている人たちが出ていて、すごくびっくりした」「こんなにパラリンピックを身近に感じたことはなかった」といった声も届いたという。