東ちづる座長の『月夜のからくりハウス』が再び渋谷に 「今しかない、今やらないと」

女優・東ちづるさんが主催、2017年の初演も話題となった『月夜のからくりハウス』。3月公演のチケットは20分で完売したという。

2021/11/04 13:00


 


 

■11月に舞台公演

東ちづる

そんな東さんが、今取り組んでいるのが、11月17日に渋谷区文化総合センター大和田・伝承ホールで上演される舞台『月夜のからくりハウス〜渋谷の巻』。

東さんが座長を務める多様多彩、摩訶不思議なパフォーマー集団「まぜこぜ一座」による、他のどこでも見ることができない奇想天外なエンターテインメントだ。

初演は、2017年12月に品川で。2019年には神田明神で上映会と舞台が行われ、今年3月にも渋谷区の同ホールで上演されている。

この3月の公演は、センターの10周年記念事業として昨年渋谷区から依頼されたもので、コロナ禍で半年間延期された後の公演となったが、チケットはわずか20分で完売したという。

東さんは、「2017年のときにはチケットがとてもスロースタートだったんです。『見ていいの?』みたいな感じで。すごく社会が変わったと思いました」と言う。


関連記事:パラ開会式出演のはるな愛、生放送で語った思いに称賛の声 「すごく素敵」

 

 

■パラで多様性の意味が変わった

東さん自身も映像制作という形で関わった東京パラリンピック。それによって「多様性という意味が大きく伝わった」と、東さん。

「オリパラ開催に対しては賛否両論ありましたけれど、結果的には本当にいいきっかけでした。


マイノリティや障害のある人たちが、ただただ弱者や困っている人ではなくて、同じ人間なんだ、素晴らしい特性を持った人たちがこんなにいるんだ、と受け止めるように変わったと思います」


パラリンピックの閉会式・開会式には、『月夜のからくりハウス』の出演者たちも出演。これまで舞台を見た人たちからは「知っている人たちが出ていて、すごくびっくりした」「こんなにパラリンピックを身近に感じたことはなかった」といった声も届いたという。

日本のパラリンピックを創った男 中村裕【Amazonでチェック】

次ページ
■「今やらないと」
同性婚東日本大震災東京オリンピッククラウドファンディング東京五輪東ちづる東京パラリンピック新型コロナ
シェア ツイート 送る アプリで読む

編集部おすすめ


人気記事ランキング