テレビや雑誌でよく見かけた“あの占い” 女性の半数以上が信じていた…
以前はよく目にした“血液型占い”。なんとなく当たっているような気はするが、実際のところはどうなのだろうか…。
■テレビや書籍で取り上げ話題に
血液型占いには西洋占星術や四柱推命などのような定まった占い方法はないそう。属性がA、B、O、ABの4つしかなく、説明する時間やスペースが少なくて済むことから、1970年代頃から多くのテレビや書籍で取り上げられてきたという背景があるようだ。
2004年にBPOが「血液型によって人間の性格が規定されるという見方を助長することのないよう要望する」との声明を発表したことで、それ以降は扱われなくなったという。しかし、それまでの間に長く浸透していたため、いまだに血液型による性格分類や占いの考え方が広く認知されている…ということなのかもしれない。
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■そもそも相手の血液型を知らない
編集部が話を聞いた40代の女性は「友達とお互いの夫の話をするときに、よく血液型にからめて、“うちはB型だからマイペースで合わせるのが大変”という感じのことを言い合ったりします」と、日常の会話の中で血液型について話題にすることがあるという。
一方、占いというもの自体信じていないという30代の男性は「そもそも周りの人の血液型を知らないですし、血液型に関する話題になるということもないですね」と、血液型占いにも関心がない様子だった。
「血液型占い」は、あくまでも会話を弾ませるエッセンスであって、そこに科学的根拠があるかどうかなど問題ではないのかも知れない。
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(取材・文/Sirabee 編集部・蒼羽 結)
対象:全国10代~60代男女1,711名 (有効回答数)