『甘藍』をなんと読む? 中国では観賞用の「葉牡丹」を指すという

「甘藍」には、その丸い形状から「玉菜」という別名もあるそうだ。

2024/05/05 04:00


甘藍・キャベツ

全体の7割以上が正しく読めた「甘藍」。季節や部位によってオススメの食べ方があるという。



 

■「甘藍」をなんと読む?

Sirabee編集部が、全国の10~60代の男女800名を対象に「甘藍」の読み方に関する調査を実施したところ、全体で72.4%の人が「キャベツ」、27.6%の人が「レタス」と読むと回答した。

『甘藍』をなんと読む?

「キャベツ」と読む人は、男性が68.6%で女性は76.0%。「レタス」と読む人は、男性が31.4%、女性は24.0%という結果に。


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■正しくは「キャベツ」

「甘藍」は「キャベツ(かんらん)」と読む。キャベツという名前は英語の「cabbage」が転訛したもの。「甘藍」は中国由来の漢字で、中国では観賞用の「葉牡丹」を指しているという。

また、「玉菜(たまな)」という別名もあり、これは見ての通り玉のような形をした野菜の意味で、流通していく中で自然と呼ばれるようになったものと考えられている。


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■部位によってオススメの食べ方

今となっては一年中スーパーなどで売られているキャベツだが、特に春から初夏にかけて出回る「春キャベツ」は、葉がやわらかくて巻きもゆるく、みずみずしくて甘みがあり、サラダなどの生食に向いている。

また、部位によってもオススメの食べ方があるようだ。芯に近い内側は甘くて柔らかいので、春キャベツ同様サラダがオススメ。外側に行くほどに硬くなっていくため、真中付近は湯通しして温サラダに、外側の葉は硬めの食感も楽しめる炒め物にすると、美味しく食べられるという。


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■切り口の白い液体が名の由来

レタスは漢字で「萵苣」と書く。「萵苣」は「ちさ・ちしゃ」とも読む。中国由来の名で、「萵」は古代の国名、「苣」は葉っぱを示しており、「萵の国から来た葉っぱ」という意味だと言われている。

また、レタスを切ったとき白い液体が滲み出てくることから、「乳草(ちちくさ・ちさ)」と呼ばれることもある。ちなみに、英語の「lettuce」はラテン語で「牛乳」という意味のある「lac」が語源だと言われており、あの白い液体が由来となっているのは共通しているようだ。

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(取材・文/Sirabee 編集部・蒼羽 結

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2024年2月5日~2024年2月8日
対象:全国10代~60代男女800名 (有効回答数)

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