新庄剛志、野村克也さんを大好きになった瞬間 「ミーティング時間を…」
11日に死去した野村克也さんについて、阪神タイガース時代の教え子である新庄剛志氏がYouTube配信で思い出を語った。
既報のとおり、元プロ野球選手で、ヤクルトスワローズ、東北楽天ゴールデンイーグルスなどの監督を歴任した野村克也さんが11日、84年の生涯に幕を閉じた。
多くの人から別れを惜しむ声があがるなか、愛弟子のひとりである元阪神タイガースの新庄剛志氏が自身のYouTube配信で、野村さんのことが大好きになったエピソードについて語った。
■野村監督を好きになったエピソード
98年の秋キャンプからおよそ3年にわたって阪神タイガースを率いた野村さん。新庄氏は当時すでにタイガースを代表する選手だったが、野村さんに対しては良い印象ばかりではなかったよう。
その理由のひとつが「キャンプ中のミーティングが長い」というもので、野村さんの野球に関する話を真剣に聞きたいと思いつつも、ハードな練習のあとだけに葛藤があったと明かす。
関連記事:張本勲氏、野村克也氏の訃報に「寂しい」 「采配は普通」発言には批判も
■ミーティング時間を短く
そこでキャンプ初日の練習後、野村さんの部屋を訪れることにした新庄氏。そこで人間の集中力は45~50分程度だと伝え、その長さでミーティングを終わらせてほしいと伝えると、野村さんは「わかった。50分にしてあげるわ」と返事をした。
その後、行なわれた初めてのミーティング。開始から40分ほど経つと野村さんは時計をチラチラ見始め、51分くらいになったときに「あ……すいません新庄さん。50分過ぎてしまいました」と言って、本当にミーティングを終わらせてくれたという。