「味が濃すぎてご飯が欲しくなる…」 ザ・リーサルウェポンズの初アルバムは聞き飽きない
ザ・リーサルウェポンズがメジャー初アルバム『アイキッドとサイボーグジョー』をリリース。作品の魅力を本人に聞いてきた。
メジャーデビューから2年が経ち、ついに初のフルアルバム『アイキッドとサイボーグジョー』を2月23日にリリースしたロックユニット「ザ・リーサルウェポンズ」。リリース日に開催されたイベントに訪れ、本人に作品について話を聞いた。
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■イベントは大盛況
———お久しぶりです! ついにフルアルバムのリリースとなりますが、ポンズ(ザ・リーサルウェポンズの略称)が世間に広まってきたという実感はありますか?
アイキッド:コロナ禍と関係なく、私は家にいるので体感らしいものはないのですが。ジョーなんかは顔を出しているから最近「あっ!」と声をかけられることも増えたみたいです。私はひっそりとやっております(笑)ただ、ネットとかで拡散されているな…とは思いますね。
全国にファンを抱える彼らだが、古巣への愛は忘れてない。今回のアルバム発売イベントの会場に選んだのは、都立家政に構える古書店『ブックマート』。
古書店と銘打っているものの、店内には書物の他に楽器やフィギュア、こけしといった様々な商品が並んでおり、そんな独特な雰囲気がなんともたまらない。
なお、イベントにはファンによる行列ができ、アイキッドと「名古屋から来ました」 「先生マスクしてる(笑)」「店長さんもかっこよかった!」と朗らかにコミュニケーションを取る一幕も。
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■飲み仲間を超えた友情
リリースの前日には「リリース前スペシャルライブ」がYouTube上で開催されたが、ボーカルであるサイボーグジョーの故障(体調不良)により出演できないというまさかの展開も。
アイキッド:まさか、発売記念のライブでボーカルが不在という…(笑)人生の落とし穴というか、妙味といいますか…非常にそんなものを感じましたね。
———店長さんもライブに出演されていましたが、もしかして急遽決まったことだったり…?
アイキッド:そうですそうです、ジョーから「来れない」と連絡があってまずいぞ…と。近所の人に片っ端から連絡して、駆けつけてくれたのがここの店長と(お笑い芸人の)NOモーション。のこてつさんだったという。まぁ、いわゆる飲み仲間ですね(笑)
店長:僕への出演依頼の連絡が配信の3時間前くらいだったんですけど、ありえないですよね(笑)急遽出るってことになって、必死に諸々覚えましたよ〜。でも、倒れたジョーや一人になったアイキッドのほうが大変だから断れないですよね。出た後に「誰だ!?」って炎上しないかだけが心配だったけど…。
一同:(笑)
———「さよならロックスター」でアイキッドさんが歌ったのは驚きました。歌声を絶賛するコメントも見受けられましたが、今後アイキッドさんががっつり歌う楽曲が作られることはありますか?
アイキッド:今までもコーラスなどは歌っているのですが、メインで歌うことは考えていないですね。あったとしても1曲丸々とかじゃなくてDメロだけとか…私が歌うより他の外国人を連れてきて歌ってもらう可能性のほうが高いです(笑)
もともとポンズは二人組の想定じゃなくて、右側に白人、左側に黒人、そして後ろに私といった80年代のお笑い、いかりや長介さんシステムですね。枠にはめたお笑いが我々のコンセプトですので。