あきらめたらそこで試合終了!転職回数が多くてもスカウトが来る3つの秘訣

2015/01/06 21:00

長期休暇は転職サイトの閲覧数が増えると言われているが、この年末年始の休暇中に転職サイトを回遊していた方も多いのでは。かくいう筆者は、7社目への転職を検討していた2014年の夏から秋の期間、登録していた4つの転職サイトを日々チェックしていた。

転職サイトには、企業や転職エージェントからのスカウト機能が付いている。スカウト機能とは、求職者が登録した職務経歴や履歴書を見て「この人、我が社に合ってそうだな」や「我が社に必要なスキルを持った人だ!」と思った企業が、求職者にアプローチする機能である。

日本の採用市場では、転職回数の多さは敬遠されるという説がある。ある調査では20代で2~3回、30代以上で3~4回以上転職していると「多い」と判断されるとも言われる。

そこで、30代で6回の転職歴という筆者が、このスカウト機能によってどのくらい企業からアプローチを受けたかを検証することで、この一般論がどこまで信憑性のあるものかを考えてみたい。

今回の転職活動で利用した転職サイトは、「リクナビ NEXT」「マイナビ転職」「ビズリーチ」の3つ。それぞれに、6回の職歴を包み隠さず記入した。


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リクナビ NEXT

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こちらのスカウト機能には「オープンオファー」「興味通知オファー」「プライベートオファー」の3種類があり、前2つはひとりでも多くの応募数を確保したい企業側が、関連業界の経験や適性があると認めた求職者にほぼ無差別に送っているものと考えてよい。筆者は4ヶ月間でオープンオファー10通、興味通知オファー4通を受け取った。プライベートオファーは残念ながら0通だった。


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マイナビ転職

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こちらは、「求人告知メール」「気になるメール」「特別オファー」の3種類。リクナビNEXTと同様の3パターンだ。同じ期間に受け取ったのは、求人告知メールが4通、気になるメールが4通、そしてなんと特別オファーは13通も届いた。さらにその中に「面接保証」と呼ばれる書類選考通過が保証されたオファーが3通もあった。


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ビズリーチ

しらべぇ0106ビズリーチ

ハイクラス求人のみが掲載されているという触れ込みのサイトだけに、求職者を見る目も厳しいのではと予想されたが、企業からのスカウトメールは6通。ヘッドハンターと呼ばれる転職エージェントからのメールは、筆者が積極的に転職活動していた約1ヶ月の間、毎日のように複数届いていた。

筆者の職歴は専門職の経験が多く、社数は多いが職務内容には一貫性がある。というよりも、そう見えるように職務経歴書を書いている。もちろん虚偽ではないため、問題はない。現場に不満があるのに転職回数を気にして次のステップを目指さないのはもったいない。そんな人にはぜひ、

1.職務経歴書を、社数ではなく職務歴の一貫性が見えるフォーマットで作成
2.前職の何が次の職場で生きたかを書く
3.職ごとに職務のスキルアップをしていることをわかりやすく書く

という3点を意識して職務経歴書を作ることをお勧めしたい。

(文/しらべぇ編集部・佐藤コボ

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