電力自由化で「変えて損する人」も続出?見極めのポイントは
2016年4月から全国で開始された「電力自由化」。これにより、地域で決められた電力会社のみでしか契約できなったのが、好きな電力会社を選んで契約できるようになった。
最大のメリットは「電気代が安くなる」ことだが、実際に何を基準にして選べばいいのかわからない人も多いだろう。そこで、ニュース番組でも解説をする、新電力に詳しい「電力アドバイザー」の男性に話を聞いた。
■そもそも電力会社を変える必要はある?
「お使いの電力使用料によって変わります。たとえば、一人暮らしで電気をほとんど使わないという人は変える必要はなく、むしろ変えてしまったがゆえに電気代が上がってしまうこともあるので要注意です。
ただし、変えたほうがいい場合では、年間3~4万円も安くなることもあります。その場合、検討してみる価値はあるでしょうね」
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■電力会社を変えたほうがお得になる電気の使用量は?
「一年間で平均、月250kwhを超えていることが基準となります」
「画像の赤く囲んだ部分が電気の使用量。この部分が月250kwhを超えている場合は会社を変えたほうがお得になるラインです。よく使用量をチェックする際に、一か月分しか見ない人が多いですが、そうではなく必ず一年間分の使用量を見てください。
なぜなら、季節によって電気の使用量は大きく変動するから。一年間分の電気の使用量を12で割った数字が判断基準となります。新電力の比較サイトで診断する際にも使えますよ」
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■その他の注意点は?
「詐欺に注意してください。電力自由化に伴い、使用中の電力メーターは『スマートメーター』へと交換・設置されます。実はいま、業者を装った人物が『キャンペーン中でお安くできますよ』などと、設置費用の請求をする詐欺が横行しています。
スマートメーターの設置には一切費用はかかりません。くれぐれも詐欺業者からの勧誘、多額な請求をする悪徳業者には気をつけて」
電気代が安くなる理由のほかには「自然エネルギーから作られているのがいい」など、「何で電気が作られているか」で会社を決める消費者もいるという。もし複数の会社で悩んだら、決めるポイントのひとつになるかもしれない。
(取材・文/しらべぇ編集部・ゾンビライターW.)