ネタバレ注意 『ポートピア連続殺人事件』の犯人を知る人はやっぱり…
伝説として「犯人はヤス」が語り継いでいかれるのだろう。
ファミコンソフトの名作、『ポートピア連続殺人事件』。この事件の犯人は、相棒の「ヤス」である。ゲーム史上、最も有名なネタバレと言われているが、どれほどの人が知っているのか。
しらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,357名を対象に調査を実施。「ファミコンソフト『ポートピア連続殺人事件』の犯人を知っている」と答えた人は、全体で13.4%。最も有名なネタバレの割には、あまり知られていない。
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■ファミコン世代の男性には常識
性年代別では、30代から40代の男性に多くなっている。
ちょうどファミコンがブームになったときに、子供だった世代だ。
「こんなの、僕らの世代なら一般常識。一人ではなかなか犯人がわからないから、従兄と電話で情報を共有していた。今みたいにインターネットで調べられる環境はなかったからこそ、楽しめたゲームだと思う」(40代・男性)
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■子供にはまだ早いゲーム
ファミコン世代の男性に多いといえど、3割程度である。残りの7割は『ポートピア連続殺人事件』の犯人を知らないまま大人になっている。
「当時はまだ子供だったので、文字を読んでストーリーを進めていくゲームの楽しさがわからなかった。マリオとかのわかりやすいゲームを好んでいたので、リアルタイムで『犯人はヤス』を体感できなかったのが残念」(30代・男性)
また女性は、あまり興味がなかった人が多い。
「ファミコンは持ってたけど、弟のほうがよくやっていた。私はたまに一緒にするくらいだったので、そこまで詳しくはない。『ポートピア連続殺人事件』はうちになかったし…」(30代・女性)
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■セーブ機能がないゲーム
ニコニコ動画をよく見る人は、3割を超える人が「犯人はヤス」と知っている。
ニコニコ動画の視聴者はゲームが好きな人が多いため、これくらいは当たり前に知っているのだろう。
「『犯人はヤス』という噂が学校に回ってきたけど、僕はまだクリアできずにいた。犯人はわかっているのに、そこまで行けないもどかしさ。
しかもセーブ機能がないために、途中でやめるとまた始めからしないといけなくて…。今では考えられないわずらわしさだけど、それでもやり続けたのは作品としての魅力が高かったからだと思う」(40代・男性)
これからもゲームファンの間では、伝説として「犯人はヤス」が語り継いでいかれるのだろう。
(文/しらべぇ編集部・ニャック)
対象:全国20代~60代の男女1,357名(有効回答数)