2人に1人が「匠や職人」に憧れている? 学生では6割が興味を示す結果に
日本の伝統技術を継承している匠や職人。その高い技術に思わず息を飲み憧れる人も多いだろう
技を磨き独自の技術を駆使してモノづくりをする、匠や職人。中でも、日本の伝統的な工芸技術を継承し保持している人を「人間国宝」と呼び、その高い技術で作られた一品には思わず息を飲む人も少なくない。
一方で、日本で古くから受け継がれてきた匠や職人の文化が衰退傾向にあり、後継者問題が話題に上がることもある。
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■2人に1人が憧れを抱いている
そこで、しらべぇ編集部は、全国の20〜60代の男女1498名を対象に調査を実施した。その結果、匠の技や職人に「憧れがある」と回答したのは全体の53.1%。
なお、男性52.9%、女性53.2%と女性のほうがやや憧れている率が高い。
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■60代女性の7割が憧れている
では、どんな人たちが匠や職人に憧れるのか。男女年代別にみると…
最も高いのが、60代女性で67.7%。女性では40代が56.7%と続く。年代で男女の割合にバラつきはあるものの、年代が上がるにつれて憧れている人が増えていることが見受けられる。
日本はものづくり大国といわれ、昔は職人や匠が活躍する工場にも活気があった。その時代を知っている50・60代は、尊敬の意も込めて憧れていることが推測される。
それとも、歳を重ねる毎に、匠や職人の技術が光る商品に触れる機会が増え、その奥深さに魅了されるからなのだろうか。
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■学生が最も匠や職人に興味を持っている
また、この匠や職人に「憧れている派」の割合を職業別に見ていくと異なる傾向も。
最も高いのが、学生で64.3%。その後、公務員、商工サービス(自営)、自由業と続いた。若者のものづくり離れが叫ばれているが、匠や職人の技術に心を奪われ、強い憧れを持っている学生も一定数いるようだ。
しかし、将来就く仕事として考えた時には、周囲のプレッシャーや漠然とした不安から、「一般企業に就職」という道を選択しているのかもしれない。
メディアでは、匠や職人に弟子入りし、その高い技術を現代に沿った商品へと落し込み、その普及に勤めている若い職人の活躍も目にする。
日本の持つ伝統的な技術が途絶えることなく、今後も受け継がれていくことを願っている。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
対象:全国20代~60代の男女1,357名(有効回答数)