子は親を選べないけれど… 「両親と仲が良い人」は6割に迫る
まるで友達同士のような仲良し親子がいる一方で、両親とまったく連絡を取っていない人もいる。親子の関係は難しいが…
今、過干渉や暴言・暴力などで子供を思い通りに支配したり、自分を優先して子供を構わなかったりする「毒親」が問題になっている。
子供のためを思うあまり過干渉になってしまう親もいるようで、親子でカウンセリングに通い関係を修復する人もいるそうだが、極力連絡を取らないようにしたり、なかには縁を切る人もいるそうだ。両親と良好な関係を築けている人はどれくらいいるのだろうか。
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■6割が関係良好
しらべぇ編集部が、全国10〜60代の男女1,732名を対象に調査したところ、全体の56.5%が「両親と仲が良いほうだ」と回答した。
なお、男性52.3%、女性は60.2%と、女性のほうが両親との関係を良好だと感じているようだ。
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■自立のタイミングと関係も
また、この調査結果を男女年代別に見ていくと…
男女ともに、もっとも割合が高かったのは10代で、男性は60.5%。女性では68.5%。すべての世代で、男性より女性のほうが割合が高く、多少のバラつきはあるものの20代以降は世代間で大きな差は見られない。
10代の学生は、両親と同居していることが多く、コミュニケーションが取れている人が多いのかもしれない。しかし、社会人になり家を出た場合は、仕事や日々の生活に追われ、両親と連絡をとる機会も減るだろう。
また、自立し両親を客観的に一人の人間として見ることができるようになると、今まで当たり前に思えていたしつけや家庭環境に、違和感を覚える人もいるかもしれない。
さらに、年代が上がれば両親の介護に関わる可能性も高くなり、環境の変化によって家族仲が変わっていくこともあるのだろうか。
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■近畿地方は仲良し親子?
両親との関係が良好な人を地域別に見てみると、地域によってバラつきが見られた。
近畿地方は63.5%と割合が高いが、甲信越では46.8%と、15ポイント以上差がでている。
人と仲良くなるには、コミュニケーションが大切ではないだろうか。それは家族でも同じことだ。家族だから何をしても大丈夫、家族だからわかりあえる、ということは決してなく、家族にも一人の人間として、尊重して接していかなければいけないだろう。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
対象:全国10代~60代の男女1732名 (有効回答数)