恐ろしく速い動作を目撃したとき… 日本人の1割超が「あの台詞」口にしていた
おそろしく速い動作を目にした時、ついつい口にしてしまうフレーズが存在する。果たしてどれくらいの人が口にしているかというと…。
「目にもとまらぬ」という言葉があるが、あまりに速いスピードに目がついていかず、驚いてしまった経験はないだろうか。特に意識していないシチュエーションであれば「見逃したこと自体に気づいていない」というケースもあり得る。
今回はそのような「おそろしく速い動作」に直面した際、人々がつい口にしてしまう言葉について探っていきたい。
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■なぜかキャラ立ちしているモブ
漫画やアニメの世界には、名前が無いのはもちろん、登場自体がたった一度きりにも関わらず、なぜかカルト的な人気を博しているキャラクターが多数存在する。『ジョジョの奇妙な冒険』に登場する通称「吉良の同僚」や、『鬼滅の刃』に登場する通称「サイコロステーキ先輩」などがその筆頭だろう。
今回注目したいのは、『HUNTER×HUNTER』（以下、ハンター）に登場した名も無きモブキャラ、通称「団長の手刀を見逃さなかった人」の発したセリフである。
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■伝説の「オレでなきゃ見逃しちゃうね」
「団長の手刀を見逃さなかった人」はその名の通り、『ハンター』作中に登場する盗賊集団「幻影旅団」の団長であるクロロ＝ルシルフルが、目にもとまらぬ速さの手刀を繰り出した際、その挙動を見逃さなかった人物。
女性占い師・ネオン＝ノストラードが突如気を失ったシーンにて、団長の手刀を見逃さなかった人は監視カメラの映像に違和感を覚え、映像を巻き戻して再生するよう指示を出す。
そして、ネオンの隣にいた男性（クロロ）がネオンの首筋に手刀を叩き込んでいたと気付き、その際に放った台詞こそが、かの有名な「おそろしく速い手刀 オレでなきゃ見逃しちゃうね」である。
その後は特に見せ場もなくクロロとの戦闘に敗れ早々に退場するも、謎にキャラが立っていることに加え、前出の台詞が妙に中毒性あるインパクトを秘めていることから、ネット上では高い人気を誇っているのだ。
しかし「本当に凄いのは監視カメラの性能」といった説も上がっており、そうした視点から見ても、愛すべきネタキャラと言えるだろう。
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■それにしてもZ世代、ノリノリである
『ハンター』ファンの中では、一般教養とされる団長の手刀を見逃さなかった人。しかし先日、知人に話を聞いたところ、台詞があまりに有名になってしまったせいか、中には「台詞は知っているけど元ネタは知らない」というネットユーザーもいるほどだそう。
そこで今回は、こちらの名（迷）言の知名度について探るべく、全国の10〜60代の男女1,000名を対象に調査を実施。
調査の結果、おそろしく速い動作を見た際に「自分でなきゃ見逃しちゃうね」と発言した経験がある人は、全体の14.0%と判明したのだ。
年代別の回答を見ると「経験がある」と回答したのは、やはり若年層が中心。50代がわずか6.4%であるのに対し、10〜20代は5倍近い31.1％が「経験アリ」と回答している。
加えて非常に興味深いのが男女ごとの差で、なんと男性に限れば10〜20代のジャスト半数が「自分でなきゃ見逃しちゃうね」と発言していると判明したのだ。一方で同年代の女性グループで「経験アリ」と答えたのはわずか19.5％で、なんとも男女の温度差を感じさせる結果となった。
なお、60代男性は1割以上が使用した経験があるようで、一体どのようなシチュエーションで言い放ったのだろうか…。
日常生活でおそろしく速い手刀に遭遇するケースはそうそう無いが、「自分でなきゃ見逃しちゃうね」という台詞自体は汎用性の塊なので、ぜひアレンジを加えて、自分だけのオリジナルパロディを生み出してみよう。
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（取材・文／Sirabee 編集部・秋山 はじめ）
対象：全国10代～60代男女1,000名 （有効回答数）
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