奈良岡朋子さんのドキュメンタリーが放送決定　俳優人生の軌跡を紹介

NHKでは、今月29日にドキュメンタリー『奈良岡朋子 ～俳優、75年の旅』（午前6時10分）を放送する。

 

■数多くの舞台、映画で活躍

奈良岡さんは大学在学中から演劇に取り組み、1950年に「劇団民藝」の創設に参加。劇団の女優として活躍し、故・大滝秀治さんと劇団共同代表を務めた。

舞台のほか、数多くのテレビドラマや映画にも出演。ナレーションでも知られ、92年には紫綬褒章、2000年には勲四等旭日小綬章を受章。先月23日に肺炎のため93歳で死去した。

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■奈良岡さんの軌跡を紹介

同番組では、戦後の日本の演劇界を走り抜けた奈良岡さんの、75年にわたる俳優人生の軌跡を紹介。盟友である大滝さんとの約束や、「俳優として大切に守り続けたもの」に迫る。

また、奈良岡さんが取り組んでいた井伏鱒二原作の朗読劇『黒い雨』についても取り上げる。

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■『黒い雨』に込められた思い

『黒い雨』は原爆投下後の広島を描いた作品で、奈良岡さんは2013年から、朗読劇を全国で上演することをライフワークとしていた。

小さな町を1つずつまわりながら、奈良岡さんが伝えたかった戦争への思いとは…。5年にわたる取材の中で見せた、演劇に導かれた奈良岡さんの等身大の姿を貴重な映像と共に届ける。

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（文／Sirabee 編集部・しばたけろこ）