大谷翔平に不利な新ルールの可能性? 高木豊氏が猛反対「絶対やっちゃダメ」

大谷翔平に不利となりそうな新ルールの可能性について、高木豊氏が言及。ファンからも「何のためのルール?」と疑問の声が。

2023/05/09 15:15


大谷翔平

元プロ野球選手で野球解説者の高木豊氏が8日、公式YouTubeチャンネル『高木豊 Takagi Yutaka』を更新。さまざまなルール変更を行っているMLBで、大谷翔平選手(ロサンゼルス・エンゼルス)にとって不利になりかねない新ルール導入の可能性について言及している。

【動画】新ルール導入の可能性について解説



 

■独立リーグで新ルール導入を発表

MLBでは、ピッチクロックの導入や、ベースサイズの変更など、さまざまな新ルールが導入されている。

新しいルールについては、独立リーグのアトランティックリーグでの試験期間を経て、MLBで実施するかを検討するという流れになっている。先月には、アトランティックリーグで3つの新ルールを試験的に導入することが発表された。


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■「ダブルフックDHルール」とは

1つ目は、先発出場していない選手の中から1人をリストアップし、自由に代走に起用できる「指名代走」。2つ目は、牽制球を「1打席1回まで」とするもの。

そして最も注目されるのが、以前から試験導入されている「ダブルフックDHルール」の継続。先発投手が5回以上を投げていればDHを継続して使えるが、5回を投げ切れなかった場合は、残りの試合はDHを失い、その打順に投手が入るか、新たな代打を起用しなければならない。

投打の二刀流で活躍する大谷選手だが、何らかのアクシデントで5回よりも前にマウンドを降りた場合、打者としても出場できなくなってしまう。


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■「納得いかないと思う」

この新ルールをめぐっては、アメリカ国内でも「本当に悪いアイデア」「誰も望んでいない」とファンの反発を招いているが、高木氏も「大谷には絶対不利だよね。ほかのチームもDH専門の人がいて、打席を剥奪されるというのは納得いかないと思うよ」と指摘。

日本のプロ野球の場合に置き換え、埼玉西武ライオンズを例に挙げて「例えば山川(穂高選手)がDHに入ってて、髙橋光成(投手)が投げてて調子が悪いと。3回で降りた…(としても、山川選手を)代えられないよね。『山川までいなくなっちゃうぞ』みたいな」と話した。

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■「大騒ぎしなくていい」も…
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